坂祝町は、県中南部にある。南は木曽川に臨み可児市と愛知県犬山市、北から東は美濃加茂市、西は各務原市、関市に接する。
 JR高山本線、国道21号、248号が通じる。
 町の中央部は郷部山丘陵が占め、これらを取り囲むように平野部が広がる。西部には、城山などの急峻な山地が連なる。町の南端を木曽川が東から西に流れている。
 1968年(昭和43)町制施行。町名は式内社と伝える坂祝神社にちなむ。町内に残る遺跡や古墳などから、この地方に古くから集落が形成されていたことがわかる。
 水稲栽培を中心に野菜、花卉、果樹の栽培、酪農などが行われており、トマトやネギ、セントポーリア、ヘチマ化粧水などの特産品がある。このほか機械部品、電機部品の工場や、耐寒性に富む「坂祝瓦」の工場もある。
 木曽川流域は飛騨(ひだ)木曽川国定公園域

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木曽川・中流の写真

木曽川・中流 (愛知県 犬山市 / 岐阜県 各務原市 / 岐阜県 坂祝町 / 岐阜県 美濃加茂市 )

木曽川は、長野県南西部にある標高2,446mの鉢盛山に源を発し、長野・岐阜・愛知・三重の四県を貫いて伊勢湾に注ぐ。全長229kmの全国7位の長流である。  上流部の長野県から流れ出た木曽川は、岐阜県に入ってからも、両岸に山が迫る峡谷美を展開するが、美濃加茂市で飛騨川と合流すると、川幅はぐんと広くなり、水量も豊富でとうとうと流れ...