金山町は、山形県東北部、新庄盆地の北東縁に位置し、北と西は真室川町、東は秋田県湯沢市、南は新庄市に接している。町の西南部は平野がひらけ、東北部一体は神室山系を中心とする山岳地帯がつらなっている。また、神室山系を源とし、中央部を金山川、北部を中田春木川、南部を上台川が流れ、周辺の緑とともに自然美豊かな町を形成している。
 1622(元和8)年、最上家改易後、幕末まで新庄藩戸沢氏の領地。藩政時代からスギの植林が盛んで、単位面積当りの石数が全国一といわれた金山スギの美林がある。中心地金山は羽州街道(国道13号)の宿場として発達した。
 金山杉と白壁を用いた「美しく古びる」を目指した金山住宅、石造りの大堰とよばれる農業用水路に鯉を放流するなど、景観施策に意欲的に取り組んでいる。
 林業のほか、農業は米作が中心で、野菜栽培や和牛飼育が盛んである。
 栗駒国定公園、加無山県立自然公園の一部を占める。

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神室山の写真

写真提供:新庄市

神室山 (山形県 新庄市 / 山形県 金山町 / 秋田県 湯沢市 )

山形・秋田の県境にあり、栗駒国定公園の一角を占める。神室山(1,365m)を主峰に、黒森(1,057m)、水晶森(1,097m)、前神室山(1,342m)、天狗森(1,302m)、最高峰の小又山(1,367m)、火打岳(1,237m)などの山々が連なる。壮年期の隆起山塊で、多雪地帯で気候が厳しいことから、稜線は非対称に削ぎ落とされ、急峻な山容をみせる...