国東市は、瀬戸内海に突き出ている国東半島の概ね東半分を占めている。半島の中央に位置する両子山から、海へ放射線状に伸びる谷が刻まれ、肥沃な大地と白砂青松の海岸が広がる。大分空港を有し、大分県の空の玄関口となっている。
 基幹産業は果樹・野菜栽培などの農業で、キウィやミカンの栽培が盛んである。
 国東半島は宇佐神宮・弥勒寺に伝わった天台宗の実践の場として、九州ではいち早く仏教が栄えた地域であり、宇佐・八幡神の影響を強く受けながら、厳しい地形での修行を好む山岳宗教との融合を経て、神と仏が複雑に絡み合う独特の六郷満山文化が花開いた。

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両子寺の写真

両子寺 (大分県 国東市 )

国東半島のほぼ中央にそびえる両子山の南中腹にある。718(養老2)年の創建と伝える六郷満山中山本寺(山岳修行の根本道場)で、江戸時代には杵築城主松平氏の祈願所となり、六郷満山の総持院として隆盛を誇った。  現在の本堂である護摩堂は明治の再建だが、堅固な石垣や奥の院本堂・総門・仁王像などに往時がうかがえる。境内は紅葉の名...