鳩山町は、埼玉県の中央部に位置する。地形は概ね台地型の丘陵地と、丘陵地にはさまれた低地からなっており、南端を越辺川が流れる。町の東部、町域のほぼ1/3が県立比企丘陵自然公園に含まれている。
 須江付近には須恵器などを製作した古代の窯跡が数多くあり、武蔵国分寺瓦の窯跡もある。中世は鎌倉街道の要衝で、北境にある笛吹峠は、『太平記』の武蔵野の合戦の古戦場でもあった。
 農村地域であったが、1974(昭和49)年には、首都圏のベッドタウンとして鳩山ニュータウンが入居開始となり、大幅に人口が増加した。1996(平成8)年をピークに人口は減少している。
 「気象庁気象衛星通信所」や「宇宙航空研究開発機構地球観測センター」のほか、東京電機大学、日立基礎研究所などの研究、教育施設が多い。宇宙航空研究開発機構地球観測センターでは「地球観測展示室」の見学が可能であるほか、春と秋にはセンター内部の一般公開が行われている。
 このほか、大沼を中心に水辺の広場、湿性植物園などが整備された「鳩山町農村公園」がある。

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