小川町は、埼玉県のほぼ中央、外秩父の関東山地と関東平野が接する位置にある。山地、丘陵、台地、低地といった様々な地形が見られる。
 中心地区の小川は槻川の谷口集落で、秩父路と八王子~上州路が交差する宿場町として発達した。古くから和紙の産地として有名で、東秩父村と小川町で保存伝承される伝統的な手すき製法による「細川紙」は国の重要無形文化財に指定され、2014(平成26)年には世界無形遺産に登録された。
 このほか、小川町には、奈良時代、高麗人により技術が伝えられた「小川絹」や、森林資源を活用した「建具」、全国的に特異な物産「水嚢」、関東灘と異名をとった「酒造」などの地場産業がある。
 見どころとしては、国の重要文化財に指定されている日本最古の石造法華経供養塔と板碑がある「大聖寺」や、1721(享保6)年に建築された、実年代のわかる県内最古の民家で、国指定重要文化財に指定されている「吉田家住宅」などがある。

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