北本市は、埼玉県の中央部、大宮台地の北部に位置する。ほぼ平坦な地形で、武蔵野の雑木林などの自然を残している。市の中央部を縦断する国道17号やJR高崎線に沿って市街地が形成され、その外側には田園地帯が広がる。西側には荒川が流れている。
 江戸初期は宿場町であったが、宿場が鴻巣に移ったので本鴻巣といい、のち本宿とよばれるようになった。1964(昭和39)年の日本住宅公団(現、都市再生機構)の団地進出を機に、公営・民営の団地の建設が相次ぎ、人口も急増した。
 農業では野菜、米、果実などが栽培されている。工業では、食料品、金属製品、生産用機械器具の製造業が多く立地する。
 観光では、創建から約600年の由緒ある古刹の「真福寺」や、東光寺境内にあり、樹齢800年といわれ、日本五大桜として1922(大正11)年10月12日に国の指定を受けた天然記念物「石戸蒲ザクラ」などがある。

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