岩美町
印刷する県北東端にあり、東は兵庫県新温泉町、南から西は鳥取市に接し、北は日本海に面する。
海岸部を 国道 178号線、JR山陰本線が通じ、町域中央を国道9号線が縦断する。また、北部に山陰近畿自動車道が通じ、東浜、浦富、岩美、大谷の4インターチェンジがある。
「氷ノ山後山那岐山国定公園」に指定されている扇ノ山山麓を源流とする蒲生川が南東から北西に向かって流れ、町域北西部で西部を北流してきた小田川と合流して日本海に注ぐ。また北東部には陸上川が北流し、日本海に注いでいる。この蒲生川と小田和およびその支流が形成する平地、沿岸部、砂丘の後背地に集落や農地が形成されているが、全体的には山林が多く、北に面して地勢が傾斜している。蒲生川河口付近の平地は沼沢地が幕末までに埋立てられたもの。
1954年(昭和29)2町7村が合併して成立。歴史は古く、銅鐸出土地、条里制遺構、銅や銀の古採鉱跡がある。中心集落の浦富は戦国時代には垣屋氏の桐山城(浦富城)がおかれた旧城下町で、網代と田後は県東部の主要漁港として栄えた。
おもな産業は水産業で、冬の味覚の王者として知られる松葉がにの漁獲量日本一を誇る。
高野坂古墳群、穴観音古墳がある。ほかに、唐川のカキツバタ群落(天然記念物)、県立博物館付属山陰海岸学習館(現、山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館)などがある。日本海には屈曲に富む美しい岩石海岸が発達しており、中でも奇岩と海岸美で知られる浦富海岸(名勝・天然記念物) は東西約15㎞のリアス式海岸で山陰海岸国立公園に属するほか、世界ジオパークネットワークに加盟した「山陰海岸ジオパーク」の一部でもある。この海岸の狭い砂浜は海水浴場としてもしられ、小砂丘もみられる。また、河合谷高原は氷ノ山後山那岐山国定公園に属しており、スキー・キャンプ場もある。温泉では、平安時代から知られる岩井温泉があり、奇習“湯かむり”で有名。岩井廃寺塔跡 (国の史跡)がある。毎年6月におこなわれる大羽尾の「因幡の菖蒲綱引き」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。
観光資源一覧
浦富海岸 (鳥取県 岩美町 )
浦富海岸(うらどめかいがん)は鳥取県岩美郡岩美町に位置するリアス海岸である。鳥取砂丘の東側5~20kmにあり、その範囲は東端の陸上岬(くがみみさき)から西端の駟馳山(しちやま)までの間である。浦富海岸は海食・風食作用を受けた花崗岩の断崖・洞門・奇岩が点在しており、海上にも大小の島・岩が点在するため、山陰の松島と呼ばれてい...