南部町
印刷する県西部にあり、東は伯耆町、南は日野町、日南町、西は島根県安来市、北は米子市に接する。
国道 180号線が通じる。東の岸本町との境には樹園地農道が開かれている。
日野川の支流である法勝寺川の上・中流域にあり、米子平野の一部を占める低地と西伯山地からなる。法勝寺川には、東長田川、山田谷川、絹屋川などが合流。また、南部山々を源とする小松谷川やその支流の朝鍋川などが流れる。
2004年(平成 16)西伯町と会見町が合体して成立。中心集落の法勝寺と天万は江戸時代の宿場町で、法勝寺はたたら製鉄で知られた。開拓は古く、付近には古墳群や条里制遺構がある。
農林業が主産業で、米作、肉牛飼育、タバコの栽培が盛んなほか、柿・二十世紀梨等の果樹栽培、和牛飼育がおこなわれる。また、明治末から雑器や茶器を産する「法勝寺焼」は伝統的な特産。米子市への通勤者も多い。
町内の古墳群は県下でも有数の密集度で、なかでも二面の三角縁神獣鏡を出土した普段寺三号墳は著名。ほかにも「古事記」にのる伝説で有名な手間山や山陰で最大規模の殿山古墳(前方後円墳)を含む三崎古墳群がある。このほかに、重要文化財の三角縁神獣鏡を収蔵する大安寺、鉄鋳の十一面観音立像,聖観音立像(いずれも重要文化財)を収蔵する白山神社がある。東長田には特別天然記念物のオオサンショウウオ生息地がある。
観光資源一覧

写真提供:とっとり花回廊
鳥取県立とっとり花回廊 (鳥取県 南部町 / 鳥取県 伯耆町 )
とっとり花回廊は鳥取県西伯郡南部町(一部、伯耆町)に位置するフラワーパークであり、山陰本線米子駅からシャトルバスで25分、米子自動車道溝口ICから10分の位置にある。総面積は0.5km2、花をテーマとした単一の園地*としては日本最大級である。花回廊という名前のとおり、全長1kmの屋根付きのサークル状の遊歩道があり、雨天...