土庄町
印刷する土庄町は、香川県北東部にある。瀬戸内海国立公園の東部にあって備讃瀬戸の入り口に位置する小豆島の西北部と豊島等から構成される。東南部は小豆島町と境を接する。小豆島を東西に走る脊梁山地が四方指・皇踏山から土渕海峡を挟んで高見山・大深山、更に海上を隔てて小豊島から豊島壇山へと連なる。リアス式の美しい海岸線が特徴で、土庄港や四海漁港など多くの天然の良港をつくり出している。
国道436号が通じ、土庄港から高松港、新岡山港に高速艇などの便がある。
土庄町の統治の始まりは8世紀初頭以前に遡るが、中世以降は細川・豊臣・徳川の管領として支配を受け、津山藩の領地と一部天領として明治維新を迎えた。その後の廃藩置県によって香川県に属し、県域の一部として変遷。
平野は狭く、水稲のほかミカンなどを栽培する段々畑がみられる。中心の土庄は小豆島観光の玄関口であり、島の行政、経済の中心である。1898(明治41)年、ヨーロッパ地中海から初めて持ち込まれたオリーブの木が温暖な気候であったことから日本で唯一小豆島だけに根付き、以降オリーブやオリーブオイルや香水等のオリーブ製品の産地となっている。近年はノリの養殖やそうめん製造、花崗岩の砕石が重要な産業となっている。
餌付けされた野猿のいる銚子渓のほか、肥土山の農村歌舞伎舞台(国指定重要有形民俗文化財)、平和の群像、特別天然記念物の宝生院のシンパク(推定樹齢1600年)等がある。
観光資源一覧
ベネッセアートサイト直島 (香川県 直島町 / 香川県 土庄町 / 香川県 小豆島町 / 香川県 高松市 / 岡山県 岡山市 )
ベネッセアートサイト直島は岡山市に本拠を置く、通信教育などで知られる、株式会社ベネッセホールディングスと公益財団法人 福武財団が瀬戸内海の直島、豊島、犬島などで展開する現代アートに関わるさまざまな活動である。美術館、宿泊事業、集落の古民家などを使ったインスタレーション*のほか、刊行物やシンポジウムなどの情報発信も行っ...