南牧村は、長野県東部に位置する村。西部は八ヶ岳の裾野で、標高1,000mを超える高冷地の山村である。村内を千曲川が南北に貫流し、西から東に流れている大月川、湯川、高石川、杣添川、板橋川、矢出川は、それぞれの集落を潤して千曲川に合流している。西は八ヶ岳連峰を境として茅野市に、東は川上村、南相木村に、南は山梨県北杜市に、北は小海町に接している。
 JR小海線、国道141号が通じる。平沢は近世佐久甲州街道の宿場。
 1,200~1,300m地帯の団地化された比較的平坦部には年間平均気温6.9℃という冷涼な気候を生かした白菜やレタスなどの高原野菜を主生産とする野菜畑が広がっている。
 また、野辺山の牛乳工場で作る新鮮でおいしい「ポッポ牛乳」や「ヨーグルト」等の乳製品はよく知られている。
 野辺山高原には牧場、ゴルフ場もあって観光客も多い。特にスポーツ合宿では、スケートをはじめ野球・バレーボール・バスケット・陸上など高所トレーニングに最適な場所として利用されている。国立天文台野辺山宇宙電波観測所があり、別荘地としても開発されている。八ヶ岳キバナシャクナゲ自生地は国指定天然記念物。中心地区の海ノ口には海ノ口温泉がある。

観光資源一覧

八ヶ岳の写真

八ヶ岳 (長野県 原村 / 長野県 富士見町 / 長野県 茅野市 / 長野県 南牧村 / 山梨県 北杜市 )

八ケ岳連峰*の中で、夏沢峠を境に北八ケ岳と南八ケ岳に分かれる。南八ケ岳は標高2,899mの主峰赤岳をはじめ横岳、硫黄岳、権現岳、編笠山と荒々しい男性的な岩山が連なる。北八ケ岳は白樺、カラマツの森林や草原が広がり、女性的なやさしさと豊かさを秘めている。  成因は約300万年前、本州を南北に縦断する大地溝帯(フォッサマグナ)のほ...