佐久市
印刷する佐久市は、長野県中東部、佐久盆地の中心都市である。市域の中央を千曲川が北流し、北に浅間山、南に八ヶ岳連峰を望む標高約700mの高原にある。小諸市、茅野市、東御市、軽井沢町、御代田町、立科町、佐久穂町と、群馬県下仁田町、南牧村に接する。
JR小海線と国道141号が市域をほぼ南北に走り、北部にはJR北陸新幹線が走るほか、国道142号(旧、中山道)や国道254号が通じる。また、中部横断自動車道が通り、上信越自動車道は佐久インターチェンジでアクセスしている。
岩村田地区は近世の内藤氏岩村田藩の城下であり、中山道の宿でもあった。野沢地区は「佐久の水田養鯉(ようり)」として知られたが、現在は溜池での共同飼育が行われる。市内に広がる広大な肥沃地は佐久の穀倉と言われ、水稲をはじめ、りんご、もも、プルーン、高原野菜、花卉等の栽培が行われている。
四方を見渡すと、北に浅間山を中心とした上信越高原国立公園、南に八ヶ岳中信高原国定公園、東に妙義荒船佐久高原国定公園が広がり、その眺望は素晴らしい。群馬県境との高原一帯は妙義荒船佐久高原国定公園域で、観光牧場や別荘地に開発されている。千曲川の支流滑津川には景勝地内山峡があり、付近に初谷温泉がある。このほか、県立駒場公園、岩村田のヒカリゴケ産地(国の天然記念物)、佐久市立近代美術館、1875(明治8)年建築の旧中込学校校舎(国の重要文化財)などがある。
観光資源一覧
荒船山 (群馬県 下仁田町 / 長野県 佐久市 )
下仁田町の南西端、長野県境に接し頂上周辺が平らな形状の山。山頂は南側にある経塚山で1,423m。 かつて溶岩が平らな地面に流れて固まり、その後の隆起と侵食によって一番固い溶岩台地が残ったため長い平らな稜線をもつ不思議な形をした山ができたという。 下仁田ジオパークの見どころのひとつにもなっており登山道中では、溶岩噴出前...