おおい町
印刷するおおい町は、福井県の南西部に位置し、西は高浜町、京都府綾部市、南は京都府南丹市、東は小浜市、滋賀県高島市と接する。
西部から南東部にかけて山々に囲まれ、北部は若狭湾を小浜湾と高浜湾に分かつ大島半島の大部分を含み、半島の付け根部分の青戸入江には青戸の大橋が架かる。町域の約90%は山林で占められ、佐分利川や南川支流沿いの平地、大島半島の小浜湾岸に集落が集まる。
JR小浜線、舞鶴若狭自動車道、国道27号、162号が通じる。
佐分利川流域ではきのこ類とウメが栽培され、名田庄地区ではジネンジョを特産する。また、若狭湾には真珠貝の養殖場がある。大島半島先端には西日本最大級の電力供給基地である大飯原子力発電所が立地する。
大島半島には、古代信仰の原形とされる「ニソの杜」とよばれるタブやシイの森が30ほど残る。文化財も多く、大島半島の長楽寺や常禅寺は国指定の重要文化財を数多く有する。「八ヶ峰家族旅行村」、「きのこの森」などが家族連れに人気なほか、ホテル、道の駅、マリーナ、アミューズメントなどの複合施設である「うみんぴあ大飯」には、関西・中京方面からの多くの観光客が訪れる。