伊是名村は、沖縄本島の北方に位置し、伊是名島の他、屋那覇島、具志川島、降神島の3つの無人島からなる。
 伊是名島は、島の南東から北西にかけて山々が連なり、南側の伊是名山一体は、天然の盆栽を思わせる琉球松が群立している。また、古くから水資源が豊富で、山地を分水嶺として地勢は平坦であり、耕地にも恵まれ、純農村として発展してきた。半農半漁の生活が営まれ、サトウキビや稲作、モズク養殖や追い込み漁業が盛んである。
 伊是名島は、琉球王朝第二尚氏を開祖した尚円王の生まれ島としても名高く、往時の歴史を伝える文化財や遺跡などが数多く残されている。

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二見ヶ浦海岸(伊是名島)の写真

写真提供:垂見健吾

二見ヶ浦海岸(伊是名島) (沖縄県 伊是名村 )

沖縄本島の本部半島の北、約27kmにある伊是名島は、琉球王国の礎を築いた尚円(しょうえん)が生まれた島として名高い。尚円は第二尚氏王統を樹立、その王統は1872(明治5)年の琉球処分まで400年以上続いた。島には尚円ゆかりの史跡も多く、南側には尚円の家族や親族が眠る伊是名玉陵がある。  この伊是名玉陵あたりから「海ギタラ」と呼...