加茂市は、新潟県の中北部、東山丘陵の西麓に位置し、新潟市、五泉市、三条市、田上町に接する。県立自然公園粟ヶ岳を水源とする加茂川が、三方を山に囲まれた市街地を縦貫して信濃川に注いでいる。
 JR信越本線が通じ、国道は290号、403号が走る。
 古くは信濃川支流の加茂川谷口の市場町として発生し、京都の賀茂社の地形に似たところからおきた地名という。延喜式内社青海神社があり、古代の青海首の総鎮守であったといわれ、社叢は県木ユキツバキの群生する加茂山公園になっている。
 産業は、木工、繊維、電気器具、機械、金属、皮革製品、 食料品等、複合産業が集積している。日本一を誇る桐だんすは近世からの名産で、建具、加茂紙を加工した渋紙・傘・屏風のほか、加茂縞などの家内工業も盛んであった。現在も木工、家具、金属製品、繊維、電気器具などの工業が盛んで、三条、燕と並んで県下の金属工業地帯をなしている。
 農業では、米、モモ、ナシ、ルレクチェ、ブドウなどを産する。
 観光資源には、雪椿まつり、青海神社祭礼、長瀬神社祭礼、越後加茂川夏祭り、加茂山公園、粟ヶ岳県民休養地、下条川ダム、冬鳥越スキーガーデン、市民福祉交流センター「加茂美人の湯」などがある。

観光資源一覧