横瀬町は、埼玉県の西部、秩父地域の南東部に位置する。武甲山を中心とする一帯は、武甲県立自然公園に属する。
 主要産業は、セメント関連や農林業である。農業ではイチゴやブドウなどの果樹、紅茶などが特産品となっている。観光農園も盛んである。
 観光資源には、秩父のシンボルでもある「武甲山」、県内最大級の棚田である「寺坂棚田」、山の傾斜を利用して沢水を蒔きつくられた「あしがくぼの氷柱」などがある。武甲山北麓の標高 1,000m付近の石灰岩地帯に自生する植物群落は、特殊植物群落として天然記念物に指定されている。
 このほかにも、別名荻野堂とも呼ばれ、本尊の聖観音はかつて武甲山頂にあったと伝えられている「札所六番 向陽山 卜雲寺」があり、「横瀬の人形芝居」「芦ヶ久保の獅子舞」「里宮の神楽」といった伝統芸能が残る。

観光資源一覧