習志野市は、千葉県の東部に位置し、東京湾奥に臨む住宅都市。中心地である津田沼は、もともと農村市が開かれた市場町であった。明治以降は市街の背後に広がる習志野原に陸軍演習場や軍事施設が設けられ、軍都として発展した。これらの軍用地は現在、自衛隊・病院・学校などに利用されている。年々東京のベッドタウン化が進み、海岸一帯は埋め立てられ、谷津干潟などが残されている。埋め立て地は、住宅団地や公園等として利用されている。

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谷津干潟の写真

谷津干潟 (千葉県 習志野市 )

谷津干潟は、東京湾の最奥部に残された約40haの面積を持つ干潟である。かつては東京湾の最奥部に位置する広大な干潟の一部だったが、1971(昭和46)年に始まった周辺の干潟の埋め立てにより長方形の形状で取り残され、1974(昭和49)年頃から「谷津干潟」と呼ばれるようになった。市民を中心に谷津干潟の保護運動が起こり、1988(昭和63)年...