増毛町
印刷する増毛町は、道北西部にあり、南東は北竜町、雨竜町、南は新十津川町、石狩市、北東は留萌市に接し、北西は日本海に面する。
国道231号が通じる。
町域は増毛山地の北部を占める。大部分が火山地帯の山地で構成され、海岸付近に若干の段丘がある。南は暑寒別岳を主峰とする山地。暑寒別川、箸別川、信砂川、新信砂川などが流れ、各河川沿いのわずかな平地に水田や果樹園が開ける。なお、各河川は流れが急で沖積低地の発達は少なく、特に別苅から岩老、雄冬にかけての地域は断崖絶壁をなした急峻地帯となっている。
1900年(明治33)町制施行。町名はアイヌ語マシケ(カモメの多い所の意)によるなどの説がある。天保年間(1830~1844)に漁民が許可されて道南から入り漁業集落が形成され、「千石場所」とよばれるニシン漁の好漁場であった。
増毛港を中心に、サケ、カレイ、エビ、イカ、タコ、ホタテガイなどの漁獲と水産加工が行われ、栽培漁業も推進されている。また、サクランボ、ナシ、リンゴなどの果樹園もある。
海岸西部の雄冬岬付近は海食崖が連なり奇勝が展開。南部町境にそびえる暑寒別岳の山麓にはスキー場や森林公園(渓流の森)があり、ともに暑寒別天売焼尻国定公園の一部となっている。旧本間家住宅(2000年公開開始)は国の重要文化財。他にも増毛厳島神社、渓流の森、岩尾温泉などがある。
観光資源一覧
暑寒別岳 (北海道 増毛町 / 北海道 雨竜町 )
暑寒別岳は札幌市北部、日本海に面した増毛山地の最高峰で標高1,492m。日本海に直面しているため積雪量も多く、春になっても白く輝く山である。 山頂からは西側の日本海や東側の雨竜沼湿原も望め、天気の良い日には大雪山や積丹なども間近である。 登山ルートは様々な方向から延びているが、一般的なルートは、増毛市街地からの2つのル...