嬉野市
印刷する嬉野市は、佐賀県の南西部に位置する。「肥前小富士」の名をもつ唐泉山など緑豊かな山々に囲まれた嬉野市の中央部を塩田川が清らかに流れ、有明海に注いでいる。
古くから長崎街道の宿場として栄え、現在も道路交通の便はよい。九州でも屈指の大規模な泉街を持つ観光の町である。嬉野温泉の歴史は古く、肥前国風土記(712(和銅5)年)に「東の辺に湯の泉ありて能く、人の病を癒す」と記されている。1826(文政9)年にはシーボルトも訪れたという。
市内には、重要伝統的建造物群保存地区の塩田津、茶どころ嬉野のシンボルともなっている大茶樹(だいちゃじゅ)などの見所がある。
観光資源一覧
塩田津の町並み (佐賀県 嬉野市 )
長崎街道の宿場町として、また有明海の干満の差を利用して発達した川港として栄えた塩田津。江戸時代には佐賀藩の支藩である蓮池藩・西目の政治の中心地でもあった。江戸期後半から火災に強い漆喰造りの「居蔵家」と呼ばれる大型町屋ができ重厚な町並みが形成された。2005(平成17)年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
佐賀元祖忍者村 肥前夢街道 (佐賀県 嬉野市 )
嬉野温泉街の東部に広がる。面積約7万m2に、江戸時代の長崎街道の町並みや風物を、時代考証に基づいて再現。園路に沿って、関所、代官所、本陣、忍者屋敷、からくり時計台、旅籠、芝居小屋などが次々に出現する。園内では大道芸人が妙技を披露し、当時の扮装をした案内人などが、江戸情緒を演出している。「はがくれ忍者屋敷」は、...