基山町は、佐賀県の東端に位置し、福岡県筑紫野市、小郡市に隣接しており、佐賀県の東の玄関口となっている。北部には基山を主峰とする筑紫の山々が連なり、南部には筑紫平野に向かってひらけた丘陵地帯が続く。江戸時代には長崎街道、明治以降には国道3号線・九州自動車道・JR九州鹿児島本線が通るなど、交通の要に位置する。
 基山にある基肄城は、大宰府の南の守りとされ、城内には礎石建物跡などが多く残っている。佐賀県で初めて国の特別史跡に指定された。このほかの見所としては、つつじ・紅葉でにぎわう大興善寺などがある。

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大興善寺の写真

大興善寺 (佐賀県 基山町 )

JR基山駅の北西4kmにある。717(養老元)年の開山で、のち円仁が中興して栄えた。境内には約5万本のツツジがあって、「つつじ寺」とも呼ばれ4月中~5月中旬がツツジの見頃である。  6月はアジサイ、新緑が美しい。また、11月中旬から下旬にかけて500本のもみじの紅葉も風情がある。