渡名喜島の町並み(渡名喜島)となきじまのまちなみ

渡名喜島は那覇市の北西約58kmにある、周囲約12.5kmの小さな島。南北の丘陵地帯の間の低地に集落があり、赤瓦屋根の伝統的な民家と、屋敷を囲むフクギ並木、未舗装の白砂の道といった沖縄の原風景が残っている。この景観は2000(平成12)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
 渡名喜島の民家は、道路より土地を掘り下げて建てられている。これはこの島だけの特徴で、風除けのため。昔は、深く掘り下げるほど財力のある家だといわれていた。
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みどころ

観光地化されることなく、沖縄の原風景が色濃く残る貴重な島である。宿泊施設は古民家を改装した1棟貸しの宿泊施設と民宿数軒があるのみ。静かな島時間を味わえる。道路より土地を掘り下げて建てられた特徴ある民家がまとまって存在すること、現在も人々が暮らす生活集落であることに価値を感じる。
 週3回、早朝に子どもたちが集落の道を掃き清める「朝起き会」は大正時代から続く伝統で、集落の美化に貢献している。村役場からあがり浜を結ぶ村道1号線は、夜間にライトアップされ、伝統的な集落に趣を添えている。
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補足情報

*4月から10月の金曜日は日帰りもできる。
関連リンク 温もりの海郷となき島(WEBサイト)
参考文献 温もりの海郷となき島(WEBサイト)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。