鵜戸神宮うどじんぐう

日南海岸の中央部、太平洋に突き出した鵜戸崎の突端に立地。創建は崇神天皇のころと伝わる古社。古くは鵜戸権現とよばれ、漁業・航海・安産の神として広く尊崇された。海中に聳える奇岩の眼前という立地もあり、「西の高野」と称され修験道の一大霊場として栄えた時期もあった。主祭神は彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)の子、鵜草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)。朱塗りの色鮮やかな御本殿が、東西38m、南北29m、高さ8.5mの海食洞の中に立つ。洞窟の前面は荒々しい断崖で、亀石や御船岩、二柱岩などの奇岩が並ぶ。
#

みどころ

社殿のある洞窟前に広がる荒々しい断崖と海の景色が絶景。境内には、運玉を亀石とよばれる岩の枡形に入れれば願いが叶うといわれる「霊石亀石」や、豊玉姫命が御子の育児のために両乳房をご神窟にくっつけて帰られたことから安産や育児を願う人々の信仰の拠り所となっている「お乳岩*」など、ご利益のあるみどころが数多く、訪れて楽しい。
#

補足情報

*お乳岩:ご神窟に乳房状の岩があり、ここからしたたる清水を「お乳水」という。鵜草葺不合尊は母豊玉姫が海神国へ帰ってしまったため、この水を母乳がわりに育てられた、という伝説がある。
関連リンク 鵜戸神宮(WEBサイト)
参考文献 鵜戸神宮(WEBサイト)
観光にちなんの旅(一般社団法人日南市観光協会)(WEBサイト)

2020年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。