日南海岸にちなんかいがん

宮崎、鹿児島両県にまたがる日南海岸国定公園。その宮崎県側一帯が一般的に「日南海岸」とよばれる。
 太平洋に沿うように、北は青島から、堀切峠、鵜戸神宮、都井岬など数々の観光スポットがある。温暖な気候のため、海岸一帯や海岸沿いを走る国道220号には、ビロウやアコウ、ソテツ、ワシントニアパームといった亜熱帯性植物が茂り、青い海とあいまって南国の雰囲気を味わうことができる。
 またサーフスポットが多いことで知られ、中でも木崎浜は世界大会が開催される国内有数のサーフスポットとなっており、県外から訪れるサーファーも多い。
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みどころ

宮崎市青島から国道220号、448号に沿って70kmほど続く日南海岸には、景勝地や展望台が数多く点在しているので、ドライブするのが楽しいエリア。
 亜熱帯性植物が生い茂り、周囲を「鬼の洗濯板」で囲まれた、海幸彦・山幸彦の日本神話の舞台と言われる「青島」、その青島の中心に鎮座する縁結びの社「青島神社」、太平洋に面した絶壁の洞窟内に美しい朱塗りの本殿が鎮座する「鵜戸神宮」など、南国の美しい海岸線の景色や雄大な自然を感じながら、日本の神話に触れることができる。
 海岸沿いにはサーフスポットが点在しているため、ドライブ中も県内外のサーファーがサーフィンを楽しむ様子を眺めることができる。
 日南海岸国定公園の最南端に位置する都井岬では、雄大な景観の中に、日本の在来馬のひとつとして国の天然記念物に指定されている「御崎馬」が放牧され、のんびり草を食む様子や道路を横切る場面も見ることができ、野生動物を間近で観察できるのも魅力。