北川きたがわ

源流地は大分・宮崎両県境付近にある祖母傾山(そぼかたむきやま)系で、延岡市街地で五ヶ瀬川*の河口付近に合流する。総延長51.3km、流域面積573.5km2。上流部は、祖母傾山系国定公園に属し、美しい渓谷景観が広がる。大きな蛇行が印象的な中流部には砂洲が点在し、河畔林も繁茂。汽水域である下流部には、広大な干潟などが広がる。
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みどころ

北川の支流、小川(こがわ)は「奇跡の清流」とよばれ、透き通るような水質で一見の価値がある。地元ではカヌーツアーなどのアクティビティもあるので利用してみたい。
 また、流域に点在する沈下橋(ちんかばし)の風景もみどころの一つ。現在、全国的にも少なくなっている沈下橋が、流域では市道で5橋、林道で2橋の合計7橋が残っており、それらを訪ねてみるのも面白い。
 また、シジミ漁やアユ漁、ヤマメ漁、モクズガニ漁など、周辺の暮らしと密接した多様な川漁が残っているのも、同河川の魅力になっている。
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補足情報

*五ヶ瀬川:宮崎県と熊本県の県境にそびえる向坂山(むこうざかやま)に源流をもつ一級河川。北川は五ヶ瀬川水系最大の支流。
関連リンク 延岡市(WEBサイト)
参考文献 延岡市(WEBサイト)
大分県(WEBサイト)
国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所(WEBサイト)

2020年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。