関あじ・関さば料理せきあじ・せきさばりょうり

瀬戸内海と太平洋の水塊がぶつかりあう豊後水道は、潮流が速い上に、餌となる生物が豊富に発生。とりわけ大分市佐賀関付近は海底地形が非常に起伏に富んでいるため、好漁場となっている。当地で一本釣りによりとれたマアジ・マサバを「関あじ」「関さば」と呼び、そのうまさ、歯ごたえのよさから、高級魚として重宝されている。関あじの旬は3月から10月。関さばは秋口になると脂ののりがよくなるとされる。
#

みどころ

その特異な環境で育った関あじ・関さば。脂ののり、歯ごたえがほかのアジ・サバとは格段に異なるので、ぜひ刺身で味わってほしい。
 市内には関あじ・関さば料理をメニューに掲げる店は多数あるが、観光協会のホームページには30軒弱。本物の関あじ・関さばには佐賀関町の認定シールが必ず貼られていて、料理とともに供する店もある。店で食べる際には、「関あじ・関さば」かどうかを確認してから食べよう。中には「地元産です」という曖昧な店もある。
 また、市内はもちろん、大分と佐伯を結ぶ国道217号沿いに海を望めるレストランもいくつかあり、そちらもおすすめ。