姫島盆踊りひめしまぼんおどり

国東半島の北、沖合6kmに浮かぶ姫島。国東半島の伊美港とフェリーで約20分で結ばれている。
 姫島盆踊りは鎌倉時代の念仏踊りから派生したものとされる。毎年8月14、15日に、キツネ踊りやアヤ踊り等の伝統踊りと創作踊りが披露される。開催期間中は、フェリーの夜間臨時便も運航される。
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みどころ

祭りの期間中、人口2,000人ほどの姫島に、県内外から多くの観光客が集まる。とりわけ写真愛好家に人気で、大きなカメラを持った多くの観光客を見かける。
 踊るのは、島内7地区の子どもからお年寄りまで。午後7時ごろから約2時間かけ、島内にある会場を踊り歩く。地区の子どもたちや一般の人々によって踊り継がれている「キツネ踊り」や「アヤ踊り」、「銭太鼓」、「猿丸太夫」の伝統踊りと、「フライパン踊り」などといったユーモラスな創作踊りが披露されるのも面白い。
 前述の写真愛好家が狙うのは、白粉を基本に赤いラインを入れた独特のキツネの化粧をした小さな子らが踊る「キツネ踊り」。可愛いキツネの化粧と、あどけない仕草と踊りが非常に人気で、写真に撮りたくなる非常にフォトジェニックな祭りである。
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補足情報

*2012(平成24)年、「国選択無形民俗文化財」に指定された。