球泉洞
熊本県南部の球磨郡球磨村、九州自動車道人吉ICから車で約30分にある。
球磨川の鎗倒しといわれる大岩壁の上にある全長約5,000mの鍾乳洞で、1973(昭和48)年に愛媛大学学術探検部によって発見され、2年余りの調査により全容が明らかにされた。
球泉洞は、およそ3億年前までは海中にあった石灰岩層が隆起して陸地となり、球磨川に流入している地下水が数十万年ものあいだ石灰岩層の内部を溶かし続けて作り出した、地下の大空洞である。この大空洞の中には、長い年月をかけて少しずつ水に溶けた石灰岩が、石筍・石柱*・カーテン*・フローストーン*と呼ばれる鍾乳石に姿を変えて点在している。洞内にはコウモリなどの洞窟性動物が生息している。
球磨川の鎗倒しといわれる大岩壁の上にある全長約5,000mの鍾乳洞で、1973(昭和48)年に愛媛大学学術探検部によって発見され、2年余りの調査により全容が明らかにされた。
球泉洞は、およそ3億年前までは海中にあった石灰岩層が隆起して陸地となり、球磨川に流入している地下水が数十万年ものあいだ石灰岩層の内部を溶かし続けて作り出した、地下の大空洞である。この大空洞の中には、長い年月をかけて少しずつ水に溶けた石灰岩が、石筍・石柱*・カーテン*・フローストーン*と呼ばれる鍾乳石に姿を変えて点在している。洞内にはコウモリなどの洞窟性動物が生息している。
みどころ
全長約5,000mの鍾乳洞のうち、一般公開されているのは安全を確保できる約1,000mで、二つの見学コースがある。徒歩30分で回る一般コースでは、巨大な石柱やホマーテ型石筍*など長い年月をかけて造られた神秘的な鍾乳石の数々を間近に見ることができる。所要1時間の探検コースは一般コースの途中に入口があり、レンタルの長靴、ヘルメット、ヘッドランプを着用して地底200mに挑む。
洞内は年間16度前後でひんやりしている。約2万匹のコウモリが住んでいると言われ、夜行性のコウモリは昼間は洞窟内の壁にとまって眠っている。じっくり見ないと気がつかないので、見逃さないようにしたい。
洞内は年間16度前後でひんやりしている。約2万匹のコウモリが住んでいると言われ、夜行性のコウモリは昼間は洞窟内の壁にとまって眠っている。じっくり見ないと気がつかないので、見逃さないようにしたい。
補足情報
*石柱:天井にできたつらら状の石と、床にできたタケノコ状の石(石筍)が、それぞれ成長してつながってできたもの。
*カーテン:天井や傾斜した壁をしずくが伝わり、残った石灰分がカーテンのような形状になったもの。
*フローストーン:壁や床を流れる水が残した石灰分が作る、流れの模様のこと。
*ホマーテ型石筍:盃を伏せたような形の石筍。上から落ちてくる水の量が多いときにできる。
*カーテン:天井や傾斜した壁をしずくが伝わり、残った石灰分がカーテンのような形状になったもの。
*フローストーン:壁や床を流れる水が残した石灰分が作る、流れの模様のこと。
*ホマーテ型石筍:盃を伏せたような形の石筍。上から落ちてくる水の量が多いときにできる。
関連リンク | 球磨村森林組合 球泉洞(WEBサイト) |
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参考文献 |
球磨村森林組合 球泉洞(WEBサイト) 「大鍾乳洞球泉洞」球磨村森林組合 球泉洞入口の案内板 |
2024年11月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。