大麻比古神社おおあさひこじんじゃ

JR高徳線板東駅から徒歩約20分。札所1番の北1.5kmにあり、地元の人びとには”おおあささん”の名で親しまれている阿波一ノ宮である。
 『延喜式』式内社であり、かつては淡路国と阿波国の総鎮守として信仰を集めた。祭神は大麻比古大神と猿田彦大神。大麻比古大神は、天照大神の岩戸隠れのとき、サカキの木に玉・鏡・麻をかけて大玉串をつくり、大神を招いた天太玉命の別名といわれ、殖産の神とされる。猿田彦大神は、天孫降臨のとき、日向国へ先導した神で、交通安全の守り神として名高い。
 初詣3が日には県内外から約25万人が参拝に訪れる。
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みどころ

約800mにわたる参道の両サイドには灯籠が立ち並び、行き着いたところに樹齢1000年といわれる神木の大楠が出迎え、その先に三間社流造の荘厳な社殿が見える。背後の大麻山は、古来より船舶航行の目印とされ、頂上に祀られている奥宮である峯大神は交通安全の神として信仰されている。
 境内裏に板東俘虜収容所のドイツ人が建設した眼鏡橋、ドイツ橋がある。
関連リンク 大麻比古神社(WEBサイト)
参考文献 大麻比古神社(WEBサイト)
阿波ナビ(一般財団法人 徳島県観光協会)(WEBサイト)
一般社団法人鳴門市うずしお観光協会(WEBサイト)
『徳島県の歴史散歩』徳島県の歴史散歩編集委員会 山川出版社

2023年02月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。