阿波の土柱
JR徳島線の川田駅から車で約10分、阿波山川駅からは車で約15分の所にある。土柱は、約100万年前から30万年前にかけて土砂が堆積した扇状地が地震活動によって隆起してできた山が、豪雨や地震によって崩壊し、そののち雨水によって土が削られ、長い年月をかけて形作られた。地下約600mに至るまで厚く堆積している。幅90mにいくつもの土の柱やカーテン状の襞が林立する。最大の土柱は高さ13mである。
土柱の中には、その形に応じて波濤嶽・橘嶽・燈篭嶽・筵嶽・不老嶽などと名が付けられた五嶽があり、このうち波濤嶽が1934(昭和9)年に天然記念物の指定を受けた。
土柱の中には、その形に応じて波濤嶽・橘嶽・燈篭嶽・筵嶽・不老嶽などと名が付けられた五嶽があり、このうち波濤嶽が1934(昭和9)年に天然記念物の指定を受けた。
みどころ
土柱は、世界でも徳島県阿波市とイタリアのチロル地方、アメリカのロッキー山脈(ユタ州南西部 ブライス・キャニオン国立公園内)に見られる程度で、珍しい地質現象といわれる。
阿波の土柱の形態はさまざまで、だれかがノミで刻みこんだような奇妙な景観を展開している。遊歩道が整備されおり、下から眺めたり上から眺めたりと、さまざまな角度から土柱の形の変化を楽しむことができる。特に上から土柱を見下ろすのは得難い体験になるだろう。土柱は浸食地形のため年々刻々その姿を変えていく。年間通じて夜にはライトアップもされているので、何度も訪れ土柱のさまざまな変化を楽しんでほしい。
この地方全域が同じ地質でありながら、ここだけに土柱が見られるのは、地層の風化に対する抵抗の程度などのほかに、雨・風などの気象条件も影響していると考えられるが、その成因はいまだ解明されていない。圧倒的な自然の力に驚かされる。
阿波の土柱の形態はさまざまで、だれかがノミで刻みこんだような奇妙な景観を展開している。遊歩道が整備されおり、下から眺めたり上から眺めたりと、さまざまな角度から土柱の形の変化を楽しむことができる。特に上から土柱を見下ろすのは得難い体験になるだろう。土柱は浸食地形のため年々刻々その姿を変えていく。年間通じて夜にはライトアップもされているので、何度も訪れ土柱のさまざまな変化を楽しんでほしい。
この地方全域が同じ地質でありながら、ここだけに土柱が見られるのは、地層の風化に対する抵抗の程度などのほかに、雨・風などの気象条件も影響していると考えられるが、その成因はいまだ解明されていない。圧倒的な自然の力に驚かされる。
関連リンク | 心でつながる、阿波の空(一般社団法人阿波市観光協会)(WEBサイト) |
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参考文献 |
心でつながる、阿波の空(一般社団法人阿波市観光協会)(WEBサイト) 阿波市(WEBサイト) パンフレット「阿波の土柱」 『徳島県の歴史散歩』(山川出版社、2013年12月30日) |
2023年03月現在
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