寂地峡
山口県の最高峰寂地山(標高1,337m)の山麓にある峡谷で、宇佐川上流の3.5kmにわたる犬戻峡(いぬもどしきょう)と、下流合流点から北西1kmにわたる竜ヶ岳峡からなる。犬戻峡には犬戻し18滝と呼ばれるさまざまな滝があるが、険しい個所もあり、散策、ハイキングには向かない。竜ヶ岳峡は5つの滝(龍尾、登龍、白龍、龍門、龍頭)を中心とした渓谷で、急登だが、遊歩道が沢沿いに付けられている。龍頭の滝を登り詰めると手掘りの木馬(きうま)トンネルが左右にある。
寂地峡入口の駐車場に案内所があり、その裏手の竜ヶ岳峡に向かうブナ林のなかに、夏期キャンプ村も開設される。竜ヶ岳峡の遊歩道は、狭隘で足元が悪い所もあるので、足回りには気をつけたい。
寂地峡入口の駐車場に案内所があり、その裏手の竜ヶ岳峡に向かうブナ林のなかに、夏期キャンプ村も開設される。竜ヶ岳峡の遊歩道は、狭隘で足元が悪い所もあるので、足回りには気をつけたい。

みどころ
竜ヶ岳峡の遊歩道はA、B、C、Dの4つのコースが設定されているが、現在、東側の山中を経て龍岳観音を巡るCコースは通行止めになっている。Aコースは寂地峡入口から宇佐八幡宮を通り、木馬トンネルに向かう山道で龍頭の滝の上に出る。Bコースは竜ヶ岳峡の沢を上り、五龍の滝を観賞するコースで、木馬トンネルのところでAコースと出合う。Dコースはキャンプ場周辺のブナ林を歩くコースだ。
お勧めのコースは五龍の滝を下から観賞しやすいようにBコースで沢を登り、龍頭の滝の上で左手の木馬トンネルを抜けAコースの山道を下るコースで、距離は1.2kmほど。ただ、登りは多少きついところがあり、帰りの山道は木の根っこなどが露出しているので注意して歩きたい。コースタイムは1時間から1時間半というところだろう。五龍の滝は高くても10数mだが、清流が白い岩盤を流れ落ちる様は周囲の緑に映え、美しい。遊歩道は時に赤い橋で峡谷を渡るので、そこからの滝や青く透き通った淵の眺めも絵になる。小規模な峡谷だが、渓谷美が凝縮されている。遊歩道の更なる拡充・整備に期待したい。
お勧めのコースは五龍の滝を下から観賞しやすいようにBコースで沢を登り、龍頭の滝の上で左手の木馬トンネルを抜けAコースの山道を下るコースで、距離は1.2kmほど。ただ、登りは多少きついところがあり、帰りの山道は木の根っこなどが露出しているので注意して歩きたい。コースタイムは1時間から1時間半というところだろう。五龍の滝は高くても10数mだが、清流が白い岩盤を流れ落ちる様は周囲の緑に映え、美しい。遊歩道は時に赤い橋で峡谷を渡るので、そこからの滝や青く透き通った淵の眺めも絵になる。小規模な峡谷だが、渓谷美が凝縮されている。遊歩道の更なる拡充・整備に期待したい。
関連リンク | 岩国市 観光振興課(WEBサイト) |
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参考文献 |
岩国市 観光振興課(WEBサイト) 西中国山地国定公園現地案内板「木馬トンネル」 |
2025年03月現在
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