西条酒蔵通り
JR山陽本線・西条駅の南側に位置する。西条盆地で酒造りがはじまったのは江戸時代と言われる。西条の米、気候、龍王山の伏流水を活かした酒造りは、1894（明治27）年に山陽鉄道が開通して西条駅が設置されたことを契機に、本格的な酒造業へと発展した。西条が酒都（しゅと）と呼ばれ、吟醸酒発祥の地となったのには、酒造りには向かないとされていた軟水で良質な酒を造る「軟水醸造法」を生んだ三浦仙三郎、動力式精米機を開発した世界的精米機メーカー「サタケ」の創始者である佐竹利市、酒造技術改善を指導した橋爪陽という広島の酒の三恩人の影響が大きいと言われている。硬水で造る灘の男酒に対して西条酒は女酒と呼ばれ、なめらかでやさしい口あたりが特徴。
酒蔵通りには、赤煉瓦の煙突や白壁、なまこ壁、軒下に吊された大きな杉玉など、酒処らしい見どころが点在する。現在でも7つの蔵元が並び、それぞれの伝統の技、水、米で酒造りが続けられている。
酒蔵通りには、赤煉瓦の煙突や白壁、なまこ壁、軒下に吊された大きな杉玉など、酒処らしい見どころが点在する。現在でも7つの蔵元が並び、それぞれの伝統の技、水、米で酒造りが続けられている。
みどころ
800ｍ圏内に7つの蔵元が密集しており、赤煉瓦の煙突や白壁、なまこ壁など酒処ならではの景観に浸りながら徒歩で酒蔵を巡ることができる。煙突のある町並みが酒造りの町であることを感じさせてくれる。各社の前には仕込み水の井戸があり、試飲ができるので、飲み比べてみるのも楽しい。それぞれの蔵元では、蔵の個性を活かした蔵酒の試飲や販売を行っている。当日見学ができる蔵元は、観光協会ホームページにて要確認。
| 関連リンク | 公益社団法人東広島市観光協会（WEBサイト） |
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| 参考文献 |
公益社団法人東広島市観光協会（WEBサイト） 西条酒造協会（WEBサイト） 広島の日本酒（WEBサイト） 東広島市教育委員会「西条酒蔵通りの町並み」 西条本町歴史広場の案内版 |
2025年02月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。