竹原の街並み
竹原市は広島県中央部、瀬戸内海沿岸に位置する。市街東側、塩を積み出ししていた本川に沿って、古い町筋が延びる。江戸時代に製塩業で財をなした豪商の町であり、製塩業を基盤に、酒造業や問屋業などの多角経営を行い、賑わいを極めた。また、商いでの親交によって上方の学問や、漢詩や茶道などの文化・芸術に親しみ、多くの町人学者*を輩出した文教の町でもある。
棒瓦の屋根に漆喰壁、長屋門の格子など、往時の繁栄ぶりをうかがわせるずっしりとした街並み。ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝の生家である竹鶴酒造、堂々とした構えが印象的な旧松阪家住宅など、100軒余りの町家が軒を連ね、今もその伝統的な街並みのなかに、人々の生活が息づいている。
棒瓦の屋根に漆喰壁、長屋門の格子など、往時の繁栄ぶりをうかがわせるずっしりとした街並み。ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝の生家である竹鶴酒造、堂々とした構えが印象的な旧松阪家住宅など、100軒余りの町家が軒を連ね、今もその伝統的な街並みのなかに、人々の生活が息づいている。

みどころ
凜とした風情のある重厚な街並み。南北にまっすぐに伸びる350mほどの本町通りを歩くと町家の醸し出す整然とした雰囲気に圧倒されるが、町家の格子にも注目しながらのんびり歩きたい。竹原格子と呼ばれる格子の装飾は家ごとに異なり、粋な工夫がほどこされている。1階の出格子だけでなく、2階の窓にも注目。
西方寺本堂横の高台に位置する普明閣は、町のどこからでも望むことができる。長い石段をのぼって、竹原の町を一望しよう。
古民家をリノベーションした宿泊施設や飲食施設にも立ち寄りたい。
西方寺本堂横の高台に位置する普明閣は、町のどこからでも望むことができる。長い石段をのぼって、竹原の町を一望しよう。
古民家をリノベーションした宿泊施設や飲食施設にも立ち寄りたい。

補足情報
*頼一門(頼春水・春風・杏坪の兄弟、頼山陽、等)など
関連リンク | 竹原市・竹原市観光協会(WEBサイト) |
---|---|
参考文献 |
竹原市・竹原市観光協会(WEBサイト) 文化庁「重要伝統的建造物群保存地区一覧」と「各地区の保存・活用の取組み」(WEBサイト) |
2025年02月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。