帝釈峡
広島県の北東部、庄原市と神石高原町にまたがる、全長18kmにおよぶ帝釈川の峡谷。石灰岩台地が帝釈川によって深く浸食されて形成された。高さ8mの穴をくぐり抜ける鬼の唐門、石筍や石柱など変化に富んだ構造をもつ白雲洞、隆起と浸食作用によってできた長さ90m・幅19m・高さ40mの日本を代表する大きさを誇る天然橋の雄橋(おんばし)など、石灰岩地帯が織りなす造形美が連続する。電力需要の増大にあわせて1924(大正13)年に建設された帝釈川ダムによって出現した人造湖である神龍湖(しんりゅうこ)は、遊覧船などで湖上からの渓谷美を楽しめる。下帝釈は特に自然豊かなエリアで、秘境の趣が強い。
帝釈峡の名前は、709(和銅2)年建立と伝えられる石雲山永明寺(えいみょうじ)のご本尊である帝釈天に由来する。
帝釈峡の名前は、709(和銅2)年建立と伝えられる石雲山永明寺(えいみょうじ)のご本尊である帝釈天に由来する。

みどころ
日本を代表する大きさの天然橋である雄橋は必見。この雄橋などの石灰岩地形を楽しむには北部の上帝釈エリアを訪れよう。渓流沿いには遊歩道が整備されており、石灰岩地帯特有の景観や木々の緑、川音などを目や耳で愛でながらの徒歩や自転車での散策はすがすがしい。
中央部の神龍湖エリアは、湖を1周する遊歩道の散策のほか、断崖や奇岩などの変化に富んだ渓谷美を遊覧船やカヤックで湖面から楽しめる。
エリアによってアクセス方法や駐車場が異なるので、訪れたい場所を事前に確認すること。
中央部の神龍湖エリアは、湖を1周する遊歩道の散策のほか、断崖や奇岩などの変化に富んだ渓谷美を遊覧船やカヤックで湖面から楽しめる。
エリアによってアクセス方法や駐車場が異なるので、訪れたい場所を事前に確認すること。
関連リンク | 帝釈峡観光協会(WEBサイト) |
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参考文献 |
帝釈峡観光協会(WEBサイト) 「広島県の歴史散歩」山川出版社 |
2025年02月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。