西國寺(西国寺)
JR尾道駅から北東に約2km、愛宕山の山腹に大伽藍が広がる。行基による奈良時代中期の創建と伝えられる古刹で、真言宗醍醐派の大本山。1066(治歴2)年の本堂の炎上により本尊薬師如来も焼滅したが、1081(栄保元)年、白河天皇の勅命により再建され、巨大な伽藍が完成、末寺も百数十を数える大寺となった。伽藍の規模は正に西国一という意味を込め、1312(正和元)年、花園天皇の綸旨を受け、西國寺と名付けられたと言われる。南北朝時代には火災により再び多くの堂宇が焼失したが、備後国守護大名・山名氏が1386(至徳3)年に金堂を再建、室町幕府6代将軍足利義教が1429(永享元)年に三重塔を建立するなど、現在の伽藍が整えられた。
数ある尾道市の寺院の中で最大の規模であり、数多くの重要文化財を所有する。山門である仁王門には2体の仁王像が安置されており、その健脚にあやかり、2mを超える巨大な草履が奉納されている。仁王門をくぐって石段を登ると、丹塗の鮮やかな金堂を中心に本坊・不動堂・太師堂・三重塔等が並ぶ。いずれも室町時代以降の再建で、荘重な佇まいである。
数ある尾道市の寺院の中で最大の規模であり、数多くの重要文化財を所有する。山門である仁王門には2体の仁王像が安置されており、その健脚にあやかり、2mを超える巨大な草履が奉納されている。仁王門をくぐって石段を登ると、丹塗の鮮やかな金堂を中心に本坊・不動堂・太師堂・三重塔等が並ぶ。いずれも室町時代以降の再建で、荘重な佇まいである。

みどころ
足利六代将軍・義教の寄進と言われる重要文化財の三重塔が目印。健脚祈願の寺院として有名であり、仁王門の巨大なわらぞうりは必見。坂の町・尾道には、昔からたくさんの階段や坂道があるため、尾道に住む人たちは健康を願い、仁王像のたくましい足にあやかって、大わらぞうりを奉納したと言われている。金堂までは108段の石段を登る。さらに登ると三重塔があり、眼下には尾道水道が横たわる。
関連リンク | 西國寺(WEBサイト) |
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参考文献 |
西國寺(WEBサイト) 尾道 七佛めぐり(WEBサイト) 一般社団法人尾道観光協会(WEBサイト) 尾道市歴史的風致維持向上計画(第2期)(WEBサイト) |
2025年02月現在
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