一畑薬師(一畑寺)
島根県を代表する臨済宗の寺で、一畑薬師信仰の総本山でもある。島根半島の中央、標高200mの山上に位置する。松江と出雲から車で約30分。西暦894(寛平6)年、漁夫与市が日本海中から薬師如来を得たところ、夢のお告げにより盲目の母親の目が開かれたため、仏像をこの地にまつったのが寺の始まりである。「目のやくし」として信仰を集める他、「子どもの無事成長のやくし」「諸病平癒のやくし」として広く親しまれる。お茶の畑の番号が「一畑」の名の由来であり、信仰の御霊茶としてお茶が栽培されている。境内には薬師本堂をはじめ、観⾳堂・法堂・開基堂・鐘楼堂などが⽴ち並ぶ。経文にも説かれる八万四千の教えを具現化する84,000体を目指して安置されるお堂も圧巻である。境内からは、大山・宍道湖・三瓶山など出雲神話の舞台の絶景が楽しめる。山上ヘは車でアクセスでき、車椅子対応も整っている。1,300段の古参道は、毎年10月、日本一過酷と表現される石段マラソンで多くの健脚が集まる。
みどころ
薬師本堂、観音堂、開基堂へは必ずお参りしたい。本堂では毎日、御友希平癒や健康祈願、厄除けなどのご祈祷があり、当日の申し込みで誰でも受けることができる。境内からの眺望は絶景である。個人で、坐禅体験(前日までに要予約)、写経体験(当日でも可)が可能。その他にも、予約制で週末の夜や日曜日にも坐禅や写経の体験ができる。境内には一棟貸しの宿坊「一畑山コテージ」があり、サウナも完備されるなど外国人にも人気が高い。
関連リンク | 一畑薬師(WEBサイト) |
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参考文献 | 一畑薬師(WEBサイト) |
2024年02月現在
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