荒神谷遺跡こうじんだにいせき

JR荘原駅の南西約4kmの谷あいで、1984(昭和59)年に弥生時代の青銅器が大量に発見された。
 遺跡からは、銅剣358本*が出土し、翌年には、銅剣出土地点から約7m離れた場所から、今度は銅鐸6個と銅矛16本が同時に発掘され、考古学界の注目を集めた。
#

みどころ

広域農道の建設に伴う遺跡の分布調査を行っていた県の調査員が、当時の斐川町神庭西⾕の⽥んぼの畦で須恵器の破⽚を拾ったことがきっかけとなり、大量の青銅器が発見された。現在、荒神谷青銅器は国宝に指定され、出雲市⼤社町の「島根県⽴古代出雲歴史博物館」で収蔵展示している。 荒神⾕遺跡(国指定史跡)では青銅器の出土状況が見学でき、隣接する荒神谷博物館では、発掘当時を振り返る映像や遺跡にまつわる展示を見ることができる。また毎年6⽉中旬から7⽉中旬頃には、約3,000株の古代ハス(⼤賀ハス)が咲き誇り、地元の⼈や観光客の⽬を楽しませている。
#

補足情報

*それまでに全国で出土した銅剣の総数は約300本で、1ケ所でその本数を上回った。
関連リンク 荒神谷博物館(WEBサイト)
参考文献 荒神谷博物館(WEBサイト)
出雲観光ガイド(一般社団法人出雲観光協会)(WEBサイト)

2024年02月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。