友ヶ島
紀伊半島と淡路島のほぼ中間地点、和歌山市北西の紀淡海峡に浮かぶ4つの無人島、沖ノ島、地ノ島、虎島、神島を総称して「友ヶ島」と呼ぶ。
江戸期までは、修験道の山伏修行の場とされ、ほかに立ち入る者はほとんどいなかった。しかし黒船来航の頃から友ヶ島は大阪湾を守る要衝とされ、1888(明治21)年に陸軍用地となり、第2次世界大戦中は約600人の兵隊が駐屯する要塞として一般人の立ち入りは禁止された。沖ノ島、虎島には今も砲台跡や堡塁跡、兵舎跡、海軍聴音所跡などが残っている。中でも島内最大規模を誇る第3砲台跡は、砲座や地下通路がほぼ当時のまま現存しており、内部を見学することができる貴重な歴史遺産である。
江戸期までは、修験道の山伏修行の場とされ、ほかに立ち入る者はほとんどいなかった。しかし黒船来航の頃から友ヶ島は大阪湾を守る要衝とされ、1888(明治21)年に陸軍用地となり、第2次世界大戦中は約600人の兵隊が駐屯する要塞として一般人の立ち入りは禁止された。沖ノ島、虎島には今も砲台跡や堡塁跡、兵舎跡、海軍聴音所跡などが残っている。中でも島内最大規模を誇る第3砲台跡は、砲座や地下通路がほぼ当時のまま現存しており、内部を見学することができる貴重な歴史遺産である。

みどころ
沖ノ島へは加太港から定期船で約20分。第1~第5砲台跡のうち最大規模の第3砲台跡は、地下に砲弾貯蔵庫や揚弾装置などが設けられており、階段を降りていくと内部施設を見学できる。見学の際は、懐中電灯を持参して、怪我のないように注意したい。
近くにあるタカノス山展望台からは、紀淡海峡が見下ろせ、四国や六甲、和泉葛城方面の山々が眺望できる。
沖ノ島の西端にある友ヶ島灯台は、1872(明治5)年に日本で8番目に建築された西洋式灯台。設計は英国人技師のリチャード・ヘンリー・ブラントン。2015(平成27)年に国の登録有形文化財に指定され、現在も現役で稼動している。
近くにあるタカノス山展望台からは、紀淡海峡が見下ろせ、四国や六甲、和泉葛城方面の山々が眺望できる。
沖ノ島の西端にある友ヶ島灯台は、1872(明治5)年に日本で8番目に建築された西洋式灯台。設計は英国人技師のリチャード・ヘンリー・ブラントン。2015(平成27)年に国の登録有形文化財に指定され、現在も現役で稼動している。
関連リンク | 和歌山市産業交流局 観光国際部 観光課(WEBサイト) |
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参考文献 |
和歌山市産業交流局 観光国際部 観光課(WEBサイト) 和歌山市の文化財 由良要塞跡(友ヶ島第3砲台跡)(WEBサイト) 和歌山市(WEBサイト) 歴史散歩㉚和歌山県の歴史散歩(山川出版社) |
2025年02月現在
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