白良浜海岸
白良浜海岸はJR紀勢本線白浜駅より西へ約5km、複雑に入り組んだ白浜半島の西にくぼむ鉛山湾に面し、南紀では珍しくゆるやかな弧を描く砂浜である。延長約620mに渡る浜は波などによって浸食された珪砂砂岩(変質水成岩)で、石英を90%以上含有しておりまぶしいほどに真白い。昭和後期からの浜周辺の開発により浜がやせてきており、防砂ネットの施工、オーストラリア・パース付近の砂漠の砂の投入、護岸工事などの対策が施された。
寂然法師をはじめ牟婁ノ湯を訪れた多くの歌人が歌に詠んだといわれ、浜の南にはアララギ派の歌人、中村憲吉の歌碑*が立っている。
寂然法師をはじめ牟婁ノ湯を訪れた多くの歌人が歌に詠んだといわれ、浜の南にはアララギ派の歌人、中村憲吉の歌碑*が立っている。

みどころ
5月に海開きが行われる白良浜海岸は遠浅のため、夏は格好の海水浴場となる。海水浴シーズン中はカラフルなパラソルやテントが並び、大勢の海水浴客で賑わう。遊歩道沿いには、ヤシやハマユウなどを植樹して南国ムードが漂う。海水浴場の隣にはシーズン中のみ営業する無料の露天風呂があり、水着のまま入ることができる。白良浜では、花火イベントなどのほか、ビーチヨガやトライアスロン、宝探しなど様々な催しが開催されている。

補足情報
*中村憲吉の歌碑:「紀の国の温泉(いでゆ)の濱に児をつれ来はな菫摘むも冬と思わず」
関連リンク | 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所(WEBサイト) |
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参考文献 |
国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所(WEBサイト) 南紀白浜観光協会(WEBサイト) 和歌山県公式観光サイト(公益社団法人 和歌山県観光連盟)(WEBサイト) 白浜町(WEBサイト) 朝日新聞デジタル(WEBサイト) |
2025年02月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。