三段壁
JR紀勢本線白浜駅から西へ約7km、名勝千畳敷の南に2kmにわたってつづく断崖が三段壁である。平均50m、高いところは60m以上ある。赤茶けた岩が直立するところや何段にも階段状になったところなど、変化に富んだ様相が見られる。これらの砂岩の断崖はかつて浅海底の⼀部だったが、地殻変動により数百年をかけて押し上げられ現在の絶壁となった。
かつて漁師たちがこの高みから魚群を探したところから見壇(みだん)と呼ばれ、それが転じて三段壁となったという。先端に展望台があり、崖下の海面際に平安時代、源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説が残る三段壁洞窟がある。
かつて漁師たちがこの高みから魚群を探したところから見壇(みだん)と呼ばれ、それが転じて三段壁となったという。先端に展望台があり、崖下の海面際に平安時代、源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説が残る三段壁洞窟がある。

みどころ
断崖には展望台が設けられており、雄大な南紀の海景を望むことができる。地下36mの海食洞窟に下りると、赤茶色の岩に囲まれた空間が広がる。約200mの通路が設けられており、三段壁の地上からエレベーターで下りることができる。かつて熊野水軍の船隠し場でもあり、洞口は太平洋に向かって大きく開き、岩をくり抜いた外海の荒波が眼前に迫ってくる。
洞窟内にある祠には、パワースポットとして知られる牟婁大辯才天が祀られており、大黒天、毘沙門天に十六童子を従えどのような願いも叶えると言われている。洞窟の対岸にある潮吹き岩では、岩盤の下にある大きな空洞によって上に開いた穴から海水が吹き上がる珍しい光景を見ることができる。
洞窟内にある祠には、パワースポットとして知られる牟婁大辯才天が祀られており、大黒天、毘沙門天に十六童子を従えどのような願いも叶えると言われている。洞窟の対岸にある潮吹き岩では、岩盤の下にある大きな空洞によって上に開いた穴から海水が吹き上がる珍しい光景を見ることができる。
関連リンク | 三段壁洞窟(WEBサイト) |
---|---|
参考文献 |
三段壁洞窟(WEBサイト) 南紀白浜観光協会(WEBサイト) |
2025年02月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。