アドベンチャーワールドあどべんちゃーわーるど

南紀白浜温泉のすぐそばにある動物園・水族館・遊園地が一体となった大規模複合テーマパーク。1977(昭和52)年に「ワールドサファリ」として設立され、水族館や遊園地施設などを次々に導入して、規模を拡大した。4頭のジャイアントパンダが暮らしており、関西はもとより全国各地から年間100万人前後の観光客が訪れている。ジャイアントパンダの育成では、中国成都市の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地日本支部として活動している。中国国外での飼育施設では世界一の繁殖成績をあげ、2024年9月にジャイアントパンダ日中共同繫殖研究が30周年を迎えた。
 東京ドーム約17個分ともいわれる広大な敷地の中で 、伸び伸びとした動物たちの様子を間近で見られるのが特長で、陸、海、空の約120種、約1,600頭の動物が暮らしている。
 広大な敷地には「サファリワールド」、「マリンワールド」、「プレイゾーン」(遊園地)、「ふれあい広場」、「ファミリー広場」の5つのエリアがあり、1日遊んでも飽きない施設になっている。
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みどころ

アドベンチャーワールドのジャイアントパンダは希少動物繁殖センターPANDA LOVEとブリーディングセンターに分かれて暮らしている。時には屋根の無い空間で自由に過ごすジャイアントパンダを見ることもできる。いずれの施設からもパンダとの距離が近く、所作や表情を間近で見られるのが特徴。サファリワールドは20種類以上の動物が暮らす広大なエリアを、列車型の乗り物「ケニア号」が25分かけて巡っている。草食動物と一部の肉食動物は徒歩で見て回ることもできる。自転車やカート、ジープで回るツアーやフィーディング体験ができるツアーも提供されている。マリンライブ「Smiles」は必見。大型スタジアム「ビッグオーシャン」には美しい白浜の海水を約1万トンもたたえた大きなプールがあり、この大舞台で、約10頭のイルカ・クジラとトレーナーによるダイナミックなライブパフォーマンスが行われる。また動物へのエサやりやふれあいの機会も多くある。