今城塚古墳
JR東海道本線摂津富田駅・阪急京都線富田駅から、北東徒歩30分にある前方後円墳。全長181m、墳丘の周囲には2重の濠がめぐる淀川流域最大級の古墳である。1958(昭和33)年に国の史跡指定を受ける。調査の歴史としては、1966(昭和41)年に地元の島上高校地歴部による平面図の作成、1970(昭和45)年からは、高槻市による土地の公有化*、航空測量、地中レーダー探査などが実施され、1997(平成9)年から本格的な調査に入った。2006(平成18)年まで10年間の調査を続け、古墳の全貌が明らかになった。2011(平成23)年に史跡公園として整備した古墳約90,000m2と出土品などを展示した今城塚古代歴史館を開館した。古墳と古代歴史館とを合わせ、「いましろ大王の杜」と呼ぶ。古墳は学術的には、継体大王*の真の陵墓と言われている。10年間の発掘調査で、日本最大級の埴輪祭祀場や墳丘内石積、石室墓盤工といった当時最先端の土木技術を駆使した貴重な遺構の発見*が相次いだ。

みどころ
今から1500年前、6世紀前半の大君墓を体感できる古墳公園は全国で唯一の存在。墳丘部分は1500年間の履歴を保存し、その周囲の内濠や外濠の一部を芝生広場に整備した。さらに、埴輪祭祀場に、家・人物・動物など約200点の形象埴輪を、発掘調査で確認された位置に復元配置した。休日には、親子連れで賑わっている。
今城塚古代歴史館は、2011(平成23)年に開館してから10年間に、30回を超える特別展・企画展をはじめ、さまざまな講座や体験教室を開催してきた。常設展示室は1階にあり、1. 三島(地域)の古墳時代前史、2.三島と初期ヤマト王権、3.倭の五王と三島、4.今城塚古墳の実像I(巨大古墳の築造)、5.今城塚古墳の実像II(大王墓の葬送儀礼)、6.学芸員の部屋(学芸員の仕事の紹介)、7.古墳時代の終焉、以上、6の学芸員の部屋を除いて歴史的な流れを6部門に分けて展示している。
今城塚古代歴史館は、2011(平成23)年に開館してから10年間に、30回を超える特別展・企画展をはじめ、さまざまな講座や体験教室を開催してきた。常設展示室は1階にあり、1. 三島(地域)の古墳時代前史、2.三島と初期ヤマト王権、3.倭の五王と三島、4.今城塚古墳の実像I(巨大古墳の築造)、5.今城塚古墳の実像II(大王墓の葬送儀礼)、6.学芸員の部屋(学芸員の仕事の紹介)、7.古墳時代の終焉、以上、6の学芸員の部屋を除いて歴史的な流れを6部門に分けて展示している。

補足情報
*公有化:1970(昭和45)年以前、墳丘とその周囲はすべてが民有地であった。これを市は、国・府の支援を受けながら、50年かけて公有化にした。
*継体大王:第26代天皇で、聖徳太子の曽祖父。宮内庁では、大阪府茨木市にある太田茶臼山古墳を継体天皇陵に定めている。
*発掘調査で発見された遺構
・埴輪祭祀場:北内堤中央部の張出で、家・大刀・盾・人物・動物など200体以上の形象埴輪が見つかった。その位置に復元配置してある。張出は古墳築造後に付設された埴輪祀りのステージで、幅10m、長さ65m。
・墳丘:後円部2段目の墳丘で、中心部の盛土を包むように、川原石を積み上げた墳丘内石積が見つかった。石積の下端から1段目テラスに向かって排水溝がのびている。前方後円墳の形を再現しながら、1596年の伏見地震で崩壊した墳丘の形状や現状の樹木を生かしている。
・濠:墳丘を取り巻く内濠は水濠、外濠は空濠だった。内濠の東側は芝生広場とした。
・基盤工:重い横穴式石室が沈まないように、重量を分散させた大規模な石組・石室基盤工が発見された。
*継体大王:第26代天皇で、聖徳太子の曽祖父。宮内庁では、大阪府茨木市にある太田茶臼山古墳を継体天皇陵に定めている。
*発掘調査で発見された遺構
・埴輪祭祀場:北内堤中央部の張出で、家・大刀・盾・人物・動物など200体以上の形象埴輪が見つかった。その位置に復元配置してある。張出は古墳築造後に付設された埴輪祀りのステージで、幅10m、長さ65m。
・墳丘:後円部2段目の墳丘で、中心部の盛土を包むように、川原石を積み上げた墳丘内石積が見つかった。石積の下端から1段目テラスに向かって排水溝がのびている。前方後円墳の形を再現しながら、1596年の伏見地震で崩壊した墳丘の形状や現状の樹木を生かしている。
・濠:墳丘を取り巻く内濠は水濠、外濠は空濠だった。内濠の東側は芝生広場とした。
・基盤工:重い横穴式石室が沈まないように、重量を分散させた大規模な石組・石室基盤工が発見された。
関連リンク | 高槻市(WEBサイト) |
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参考文献 |
高槻市(WEBサイト) 資料「いましろ大王の杜」 高槻市(WEBサイト)今城塚古代歴史館 |
2025年04月現在
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