黒門市場
大阪メトロ千日前線・堺筋線・近鉄難波線日本橋駅から徒歩約5分、千日前通と堺筋が交わる日本橋1丁目交差点の南東に位置する商店街である。
その起源は、江戸時代後期にこの地の圓明寺(えんみょうじ)にあった黒い山門近くに商人が集まり、堺や紀州から仕入れた新鮮な魚を販売したことで、長らく「圓明寺市場」と呼ばれていた。その後、明治時代末期の難波大火、太平洋戦争末期の大阪大空襲で焼失する危機に見舞われるも、戦後すぐ、黒門市場組合(現・黒門市場商店街振興組合)が発足、再興を果たし、「浪速の台所」「大阪の胃袋」として急速に発展を遂げる。
千日前通から南側に約580m続く店舗群は、鮮魚店をはじめ精肉店、青果店、飲食店、衣料品など約150店舗。とりわけ、フグ、マグロ、カニ、ウニなどの魚介類、神戸牛などの高級和牛を取り扱う店舗が目立つ。周辺の料亭や飲食店のプロ料理人による買い出しが中心だったが、2010年代以降、アジアを中心とした訪日外国人旅行客向けに商品やサービス提供のラインアップを切り替えたこともあり、いまではインバウンドの来訪が多数を占める。
その起源は、江戸時代後期にこの地の圓明寺(えんみょうじ)にあった黒い山門近くに商人が集まり、堺や紀州から仕入れた新鮮な魚を販売したことで、長らく「圓明寺市場」と呼ばれていた。その後、明治時代末期の難波大火、太平洋戦争末期の大阪大空襲で焼失する危機に見舞われるも、戦後すぐ、黒門市場組合(現・黒門市場商店街振興組合)が発足、再興を果たし、「浪速の台所」「大阪の胃袋」として急速に発展を遂げる。
千日前通から南側に約580m続く店舗群は、鮮魚店をはじめ精肉店、青果店、飲食店、衣料品など約150店舗。とりわけ、フグ、マグロ、カニ、ウニなどの魚介類、神戸牛などの高級和牛を取り扱う店舗が目立つ。周辺の料亭や飲食店のプロ料理人による買い出しが中心だったが、2010年代以降、アジアを中心とした訪日外国人旅行客向けに商品やサービス提供のラインアップを切り替えたこともあり、いまではインバウンドの来訪が多数を占める。

みどころ
アーケードを散策しながら、好みの食材を選んで、その場で食べられるのが最大の楽しみ。「食い倒れ」の街にいることを実感できる。鮮魚店では刺身の盛り合わせや海鮮丼に魚介の浜焼き、精肉店では和牛の焼き肉や串焼きなど、食材を選び、その場で調理してもらい、できたてを味わえるライブ感が魅力である。青果店では搾りたてのフルーツジュース、和菓子店では抹茶スイーツなど、デザートメニューも豊富である。
関連リンク | 黒門市場商店街振興組合(WEBサイト) |
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参考文献 |
黒門市場商店街振興組合(WEBサイト) 大阪観光局(WEBサイト) 加藤政洋「大阪のスラムと盛り場」2019年 創元社 p120-132 |
2025年03月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。