大阪松竹座おおさかしょうちくざ

Osaka Metro「なんば駅」15B 出口より徒歩約1分。1923(大正12)年、江戸時代から続く芝居街・道頓堀に関西初の本格的な洋式劇場として、松竹の創業者である白井松次郎によって建築・開場された。日本最初の鉄筋コンクリート造りの活動写真館として優秀映画を上映するだけでなく、新しい時代の舞台芸術の実演と映画上映を兼ね備えるスタイルの劇場を目指した。「民衆芸術の第一殿堂たる純欧風劇場」という当時の見出しの通り、開場以来、劇場専属の松竹楽劇部(現在のOSK日本歌劇団)や二世市川猿之助、六世市川壽美蔵などによる意欲的な歌舞伎、新劇、新派の公演、管弦楽団等によるクラシックコンサートや曲芸、そして海外から招待した第一級の舞踊団やアーティストによる時代の先駆けとなる公演を取り上げ、これら実演舞台と優秀映画の封切上映を組み合わせた興行スタイルは大いに評判を呼び、日本を代表する文化の殿堂としての役割を担ってきた。道頓堀五座の櫓が灰燼に帰した大阪空襲にも耐えた大阪松竹座は、1945(昭和20)年8月には映画興行を再開。戦後は主に洋画邦画の封切館として名作・大作を上映し、多くの映画ファンとともに歩んだ映画館としての役割を終え、1994(平成6)年に建替え工事に入った。『道頓堀の凱旋門』とも呼ばれ長年親しまれたネオ・ルネッサンス様式の特徴的な正面ファサードをそのまま保存し、新しい時代の演劇に対応できる劇場として、1997(平成9)年3月に新築再開場。21世紀の舞台芸術を牽引すべく、歌舞伎、現代劇、喜劇公演はもとより、レビュー、ミュージカル、コンサート、落語会等、年間を通して多彩で豊かなコンテンツを国内外へ発信し、幅広い世代、ファン層に対応している。(松竹WEBサイト「大阪松竹座の歴史」より)
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みどころ

社名の「松竹」は、社を創設し発展させた兄弟、白井松次郎と大谷竹次郎の松と竹をとったものである。
 大阪松竹座は2023(令和5)年に開場100周年を迎えた。多岐にわたる公演の舞台となるだけでなく、建物自体にもみごたえがあり、正面は創建当時のまま残されている。大きなアーチ窓と華やかな装飾が施された正面を入り、ヨーロッパの雰囲気漂う大理石仕様の1階から、和テイストが添えられた2階メインロビーへ。3階の観音開きのドアを開けると、赤を基調とした劇場が広がり、これから始まる非日常のひとときへの期待が一気に高まる。
 2023(令和5)年度後半に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」で、主人公が幼少期に習った梅丸少女歌劇団のモデルが「松竹楽劇部(後のOSK日本歌劇団)」で、劇団のホームグラウンドであった大阪松竹座の舞台の再現がしばしば放映された。
関連リンク 松竹(WEBサイト)
参考文献 松竹(WEBサイト)

2025年03月現在

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