北野をどり(上七軒歌舞練場)
北野をどりは上七軒歌舞練場で毎年3月20日~4月2日に開催される舞踊公演。京都五花街*の一つ、上七軒の芸妓・舞妓による華やかな舞台が繰り広げられる。上七軒歌舞練場は北野天満宮のすぐ東にあり、バス停「上七軒」「北野天満宮前」のどちらからも徒歩5分。
北野をどりは1952(昭和27)年に初演。その年、北野天満宮で50年に一度行われる「大萬燈祭」が斎行されたのを記念して上演された。以来、西陣の旦那衆をはじめ市民に親しまれ、発展してきた。舞台は伝統的な純舞踊に加えて、セリフのある舞踊劇も演じられ、フィナーレは「上七軒夜曲」が定番となっている。
上七軒歌舞練場は、明治時代に建てられ幾度か改築されてきた、歴史ある木造の劇場建築。春は「北野をどり」、秋には芸舞妓が日々の稽古の成果を披露する「寿会」が行われる。また、夏にはビアガーデンを開催。歌舞練場内の庭園、室内、欄干などに席が設けられ、浴衣姿の芸妓や舞妓が接待してくれるとあって人気がある。
上七軒は京都最古の花街とされる。室町時代に北野天満宮が再建された際、余った材木で門前に7軒の茶店が建てられ、「七軒茶屋」と称したことが起源。1587(天正15)年、豊臣秀吉が北野大茶会を開いた際、茶店の名物のみたらし団子を大いに気に入り、茶屋株を公許、以後、茶屋街となったという。
北野をどりは1952(昭和27)年に初演。その年、北野天満宮で50年に一度行われる「大萬燈祭」が斎行されたのを記念して上演された。以来、西陣の旦那衆をはじめ市民に親しまれ、発展してきた。舞台は伝統的な純舞踊に加えて、セリフのある舞踊劇も演じられ、フィナーレは「上七軒夜曲」が定番となっている。
上七軒歌舞練場は、明治時代に建てられ幾度か改築されてきた、歴史ある木造の劇場建築。春は「北野をどり」、秋には芸舞妓が日々の稽古の成果を披露する「寿会」が行われる。また、夏にはビアガーデンを開催。歌舞練場内の庭園、室内、欄干などに席が設けられ、浴衣姿の芸妓や舞妓が接待してくれるとあって人気がある。
上七軒は京都最古の花街とされる。室町時代に北野天満宮が再建された際、余った材木で門前に7軒の茶店が建てられ、「七軒茶屋」と称したことが起源。1587(天正15)年、豊臣秀吉が北野大茶会を開いた際、茶店の名物のみたらし団子を大いに気に入り、茶屋株を公許、以後、茶屋街となったという。

みどころ
上七軒の舞踊は花柳流。セリフが多くストーリー展開が速い舞踊劇はわかりやすいと評判で、伝統に培われた純舞踊は華麗で艶やか。最後は、黒裾引き姿で揃えた芸妓と、色とりどりの衣裳をまとった舞妓が揃って踊る「上七軒夜曲」で締めくくる。

補足情報
*京都五花街:上七軒、先斗町、祇園甲部、祇園東、宮川町の5つの花街をいう。
関連リンク | 上七軒歌舞会(WEBサイト) |
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参考文献 | 上七軒歌舞会(WEBサイト) |
2025年05月現在
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