平野神社ひらのじんじゃ

市バス「衣笠校前」から北へ徒歩2分。西大路通の東側に朱塗りの大鳥居が立つ。794(延暦13)年、桓武天皇が平安遷都に際して、平城京の「田村後宮」に祀られていた今木皇大神、久度大神、古開大神、比賣大神の4神を当地に遷して創建された。朝廷の崇敬が篤く、のちに源氏・平氏の氏神として武門の信仰も集めた。
 現在の社殿は寛永年間(1624~1644)の造営。本殿は一間社春日造の4殿を2殿ずつ連結した平野造(比翼春日造)と呼ばれる独特の形式で、重要文化財に指定されている。境内は古くからサクラの名所として知られる。
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みどころ

平安時代に花山天皇がお手植えして以来のサクラの名所とされる。江戸時代には「平野の夜桜」が有名になり、現在もライトアップのもと夜桜が楽しめる。境内の桜は約60種400本。名木・珍種が多いのが特徴で、3月中旬から5月上旬にかけてさまざまな花を愛でることができる。最も早く咲く魁(さきがけ)は、平野神社発祥とされる早咲き品種。この桜が咲き出すと、京都のお花見が始まるといわれる。毎年4月10日には桜花祭が行われる。
関連リンク 平野神社(WEBサイト)
参考文献 平野神社(WEBサイト)

2025年05月現在

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