琴引浜
京都丹後鉄道宮豊線網野駅から丹後海陸交通バスで約20分、琴引浜下車、徒歩10分。松林を背にして全長1.8kmにわたる白い砂浜が広がる。砂の上を歩くと「キュッキュッ」と音がする鳴砂(なきすな)の浜として知られる。この音を琴の音色になぞらえて「琴引浜」の名が付けられており、国の天然記念物・名勝*に指定されている。琴引浜の中央より西側は、足で強く踏んだり、こぶしでたたくと「ドンドン」と太鼓のような音が出るため、そこは「太鼓浜」と呼ばれている。一帯は、夏は海水浴場となって大いに賑わう。またバス停「琴引浜」のそばには琴引浜鳴き砂文化館があり、各種展示で鳴砂を解説し、鳴砂を体験できるコーナーもある。

みどころ
琴引浜を歩くと、砂の主成分の石英がこすれ合って振動して、キュッキュッと音が鳴る。砂が波や風に洗われ、汚れのない状態で保たれている時に、荷重を与えると音が出る仕組みである。逆に言うと、砂浜がきれいでないと音が鳴らないため、地域の方が協力して清掃活動をしており、砂浜は喫煙やバーベキュー、キャンプも禁止されている。こうした持続可能の取り組み、管理体制がなされている
琴引浜鳴き砂文化館では日本や世界の鳴砂が紹介されており、その希少性がわかる。また、琴引浜の鳴砂やこの浜に生息する微小貝を顕微鏡で見ることができ、砂の鳴る仕組みが理解しやすい。砂は湿ると音がしないが、この文化館の体験コーナーなら天気と関係なく、鳴砂の音色が楽しめる。
琴引浜鳴き砂文化館では日本や世界の鳴砂が紹介されており、その希少性がわかる。また、琴引浜の鳴砂やこの浜に生息する微小貝を顕微鏡で見ることができ、砂の鳴る仕組みが理解しやすい。砂は湿ると音がしないが、この文化館の体験コーナーなら天気と関係なく、鳴砂の音色が楽しめる。

補足情報
*国の天然記念物・名勝:琴引浜の鳴砂を形成する仕組みとエリアを指定するもので、背後の山の稜線から海面下約10mまでを立体的に指定。海上海中を立体的に指定するものとしては国内初の天然記念物。2007(平成19)年指定。
関連リンク | 京丹後市観光公社(WEBサイト) |
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参考文献 |
京丹後市観光公社(WEBサイト) 琴引浜観光宿泊組合(WEBサイト) 琴引浜鳴き砂文化館(WEBサイト) |
2025年05月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。