京都観世会館
京都観世会館*は、地下鉄東西線東山駅から徒歩約5分、美術館などの文化・芸術施設が集中する岡崎エリアにある能楽堂。京都における観世流シテ方の本拠地として広く知られ、京都観世会月例会を中心に年間を通じて様々な能楽公演を行っている。現在の会館は1958(昭和33)年に建てられたもので、2023(令和5)年に65周年を迎えた歴史ある能楽堂である。
京都観世会館の能舞台は総檜造り。舞台正面にある「鏡板」に描かれた「老松」は、大正~昭和に活躍した京都を代表する日本画家・堂本印象によるもの。モダンな作風で知られる堂本印象の「老松」の絵は抽象的で、幽玄な能の世界観をより深めているようだ。客席は1階に337席(正面153席、脇正面99席、中正面85席)、2階に115席があり、京都では最大規模の能楽堂である。
京都観世会館の能舞台は総檜造り。舞台正面にある「鏡板」に描かれた「老松」は、大正~昭和に活躍した京都を代表する日本画家・堂本印象によるもの。モダンな作風で知られる堂本印象の「老松」の絵は抽象的で、幽玄な能の世界観をより深めているようだ。客席は1階に337席(正面153席、脇正面99席、中正面85席)、2階に115席があり、京都では最大規模の能楽堂である。

みどころ
京都観世会の主催公演を中心に、会員能楽師による自主公演、各家の定期能、狂言会など、毎月数多くの能が公演されている点、高く評価される。そして、能は難しいと思っている人たちに向けて、主催公演(観世会例会、京都観世能)では専用端末を貸出して多言語字幕で能楽鑑賞をサポートするサービス「能サポ」を実施。実際の舞台と連動して、字幕解説が自動的にスクロールするため、初心者でもわかりやすい。また、能の基礎知識を分かりやすく解説した「イラストでわかる能」、当日の演目のあらすじと見どころをまとめた「あらすじ・見どころ」も利用できる。「能サポ」は英語にも対応しているので外国の人でも能を理解しやすく、また耳が不自由な方も安心して舞台を楽しむことができる。

補足情報
*京都観世会館:会館には能舞台のほか、観世流謡本や能・狂言のDVDなどを取り揃える書店、喫茶・食事処がある。また、2階の展示ショーケースには、能装束や舞台で使用する小道具などが陳列されている。
関連リンク | 能楽堂京都観世会館(WEBサイト) |
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参考文献 | 能楽堂京都観世会館(WEBサイト) |
2025年05月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。