亀岡祭かめおかまつり

写真提供:一般社団法人亀岡市観光協会 / 亀岡祭

鍬山神社

亀岡市にある鍬山（くわやま）神社の鍬山宮・八幡宮の例祭。11基の山鉾が旧丹波亀山城の城下町である市街地を巡行し、「丹波の祇園祭」ともいわれる。亀岡市は京都駅からJR山陰本線（嵯峨野線）で約30分の亀岡駅下車。旧城下町は駅の南1kmほどに広がっており、鍬山神社は駅の南2.5kmにある。
　亀岡最大の秋祭りであり、10月1日の吉符入（きっぷいり）に始まり10月26日の御神輿仕舞いまで諸行事が行われる。20日の神幸祭（おいで祭り）では鍬山宮・八幡宮の神輿が旧城下町の御旅所（形原神社）に渡御。24日の宵宮には各町が競い合って山鉾を建て、ちょうちんが飾られる。また、20～24日に「亀岡・あんどんの路」と称して、各山鉾町に町衆手作りのあんどんが設置される。25日の本祭では、絢爛豪華な懸装品で飾られた11基の山鉾が旧城下町を盛大に巡行する。また20日の渡御以来、御旅所に鎮座していた2基の神輿も各町内を巡行し、夕方に鍬山神社に戻る。

みどころ

                            明智光秀が築いた丹波亀山城の旧城下町には京格子、虫籠窓の町家が残り、細い道や曲がった道が多い。このあまり広くない道を山鉾が巡行していく姿を間近でじっくり見ることができ、迫力がある。曲がり角での辻回しでは歓声もあがる。

　女性も山鉾に乗って音頭取りを行い、子供たちも多く参加。地域に根付いた祭を身近に感じられることが、京都の祇園祭との大きな違いである。お神酒やお雑煮などの接待をはじめ、地元住民と触れ合うこともできて、楽しめる祭りである。                        

関連リンク	亀岡祭山鉾連合会（WEBサイト）
参考文献	亀岡祭山鉾連合会（WEBサイト）ぶらり亀岡亀岡市観光協会（WEBサイト）京都・亀岡市【公式】亀岡祭山鉾行事

2025年05月現在

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