MIHOMUSEUMみほみゅーじあむ

甲賀市の西部、信楽と大津市との境界に近い山中にある。美術館までは信楽高原鐵道信楽駅と大津市のJR石山駅からバスが出ている。
 創立者小山美秀子の「美術を通して、世の中を美しく、平和に、楽しいものに」との想いからはじまったコレクションは、多彩な日本美術ととも世界の古代美術など約3,000件を所蔵。設計はパリ・ルーヴル美術館ガラスのピラミッドで知られる中国系アメリカ人の建築家I.M.ペイによるもの。1997(平成9)年に開館した。
 レセプション棟に出迎えられ、ここから500mほど緩やかな坂をのぼると美術館棟に着く。その内部は明るく、斬新な設計で、建物自体が優れた美術品である。南館の常設展示は、エジプト、西アジア、ギリシア、ローマ、南アジア、中国の古代美術が中心で、2世紀頃のガンダーラの仏立像、紀元前1世紀から1世紀頃のローマのフレスコ画、古代エジプトの木造ナクト像、紀元前9世紀頃のアッシリアのレリーフなどが見ものである。北館では春夏秋に企画展が行われる。
 環境を保護するため、全体の約80%が地中に埋設されている。
#

みどころ

美術館までのアプローチが素晴らしい。バス停から徒歩5分でレセプション棟に到着。ここから美術館棟まで約500m(徒歩7~8分)。この道の両側には、4月上旬から中旬に枝垂れ桜が咲く。トンネルをくぐり深い谷に架かる全⾧約120mのつり橋があり、これを渡ると美術館になる。このアプローチは土木学会デザイン賞2001優秀賞を受賞した。
 美術館までのアプローチが楽しく、トンネルやつり橋などの建築物に感動し、気分を盛り上げて美術館の入館となる。
関連リンク MIHOMUSEUM(WEBサイト)
参考文献 MIHOMUSEUM(WEBサイト)
Tripaトリパ(日本旅行)(WEBサイト)

2025年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。