鬼みち
鬼みちは、名鉄三河線高浜港駅から市街を通りながら、三河高浜駅までを結ぶ全長約4.5km、所要時間は2時間半程度。
三州瓦は、石州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つで、高浜市は日本最大の生産量を誇っている。瓦が作られるようになったのは、およそ300年前の江戸時代初期で、おもに武家屋敷の普請に使われ、享保年間(1716~1736年)から一般民家にも使用され始めた。この地に瓦産業が発展をしたのは、瓦に適した粘土が掘れたことや、船便による運送が容易な場所であったことなどによる。瓦窯は、塩焼瓦窯(赤瓦)、単窯(燻瓦、釉薬瓦)、トンネル窯(釉薬瓦)の三種類があるが、近年ではトンネル窯と単窯が主流になっている。
「鬼みち」を高浜港駅から歩くと、駅前の「ニコニコ鬼広場」には、奈良東大寺転害門の鬼瓦*を模した巨大鬼面と、小学生によるいぶし瓦焼きの鬼面のモニュメントがある。「鬼パーク」は大正時代に開かれた切通し道にあり、鬼みちコースのガイド板と、鬼面の椅子がずらりとある。坂を下ると、切通しの斜面がいぶし瓦焼きで飾られている。さらに土管や土管の土止めのある土管の坂を下ると「高浜市やきものの里かわら美術館・図書館*」がある。「森前公園」は、海に見立てた瓦庭になっており、ここに復元しただるま窯と昔のままの塩焼瓦窯がある。高さ8mの陶管焼きの観音像がみえ、塩前寺の屋根の留蓋飾りに烏天狗が、蓮乗院本堂の屋根に、おとぎ話にまつわる天女や仙人、亀や竜宮城などの飾りが見られる。高浜の総氏神春日神社の境内には、陶管焼の狛犬、瓦の遊歩道、瓦庭、胴廻り8mの陶管焼き大狸など見どころが多い。ゴールの三河高浜駅前の日本庭園には、さざ波の海をイメージした瓦のオブジェがある。
三州瓦は、石州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つで、高浜市は日本最大の生産量を誇っている。瓦が作られるようになったのは、およそ300年前の江戸時代初期で、おもに武家屋敷の普請に使われ、享保年間(1716~1736年)から一般民家にも使用され始めた。この地に瓦産業が発展をしたのは、瓦に適した粘土が掘れたことや、船便による運送が容易な場所であったことなどによる。瓦窯は、塩焼瓦窯(赤瓦)、単窯(燻瓦、釉薬瓦)、トンネル窯(釉薬瓦)の三種類があるが、近年ではトンネル窯と単窯が主流になっている。
「鬼みち」を高浜港駅から歩くと、駅前の「ニコニコ鬼広場」には、奈良東大寺転害門の鬼瓦*を模した巨大鬼面と、小学生によるいぶし瓦焼きの鬼面のモニュメントがある。「鬼パーク」は大正時代に開かれた切通し道にあり、鬼みちコースのガイド板と、鬼面の椅子がずらりとある。坂を下ると、切通しの斜面がいぶし瓦焼きで飾られている。さらに土管や土管の土止めのある土管の坂を下ると「高浜市やきものの里かわら美術館・図書館*」がある。「森前公園」は、海に見立てた瓦庭になっており、ここに復元しただるま窯と昔のままの塩焼瓦窯がある。高さ8mの陶管焼きの観音像がみえ、塩前寺の屋根の留蓋飾りに烏天狗が、蓮乗院本堂の屋根に、おとぎ話にまつわる天女や仙人、亀や竜宮城などの飾りが見られる。高浜の総氏神春日神社の境内には、陶管焼の狛犬、瓦の遊歩道、瓦庭、胴廻り8mの陶管焼き大狸など見どころが多い。ゴールの三河高浜駅前の日本庭園には、さざ波の海をイメージした瓦のオブジェがある。
みどころ
日本一の生産量を誇る三州瓦を一般の人にも知ってもらうために、つくりあげた楽しい散歩道である。大きな鬼面や芸術的なさざ波や海を模した瓦庭、次々と現れてくる動物たちと瓦焼きのモニュメントに心を奪われる。コースはカラー舗装になっているし、鬼みちに沿う電柱には焼き物の飾りがついているので、迷うことはない。
補足情報
*高浜市やきものの里かわら美術館・図書館:白鳳・天平時代をはじめ、中国、朝鮮半島のものを含む古代瓦が常設展示されている。また、2023年7月より、市立図書館の機能移転により、図書施設の運営も始まっている。
*鬼瓦:鬼師の技が光る鬼瓦は、和式建築物の棟の端などに設置される板状の瓦の総称で、厄除けと装飾を目的とした役瓦の一つ。高浜の三州鬼師は、知恩院をはじめとする神社仏閣や歌舞伎座などに関わっている。最近では、瓦を使ったエクステリアやインテリアなど瓦ならではの独特な温かみのある美しい品々を創作している。
*鬼瓦:鬼師の技が光る鬼瓦は、和式建築物の棟の端などに設置される板状の瓦の総称で、厄除けと装飾を目的とした役瓦の一つ。高浜の三州鬼師は、知恩院をはじめとする神社仏閣や歌舞伎座などに関わっている。最近では、瓦を使ったエクステリアやインテリアなど瓦ならではの独特な温かみのある美しい品々を創作している。
関連リンク | 高浜市観光協会(WEBサイト) |
---|---|
参考文献 |
高浜市観光協会(WEBサイト) 『高浜市の産業』パンフレット |
2024年05月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。