伊豆下田河内温泉
伊豆急行線蓮台寺駅から稲生沢川を渡って250mほど、金谷山の麓にある一軒宿の温泉。稲生沢川とすぐ下流で合流する蓮台寺川沿いにある蓮台寺温泉にもほど近い。
一軒宿の「金谷旅館」は1867（慶応3）年の開業*1で、本館は1929（昭和4）年建築の数寄屋造り。天城山の木材を使用した柱など素朴で昔ながらの宿屋建築。大浴場は1915（大正4）年の木造建築で湯槽も檜を使用し、奥行約15m、幅5m、深さは最深部で約1mもあり、「千人風呂」*2と名付けられている。このほかにも、女性専用の大浴場、男女別の露天風呂、貸切風呂がある。泉質は弱アルカリ性の単純温泉、泉温は49.8℃と36.2℃。
一軒宿の「金谷旅館」は1867（慶応3）年の開業*1で、本館は1929（昭和4）年建築の数寄屋造り。天城山の木材を使用した柱など素朴で昔ながらの宿屋建築。大浴場は1915（大正4）年の木造建築で湯槽も檜を使用し、奥行約15m、幅5m、深さは最深部で約1mもあり、「千人風呂」*2と名付けられている。このほかにも、女性専用の大浴場、男女別の露天風呂、貸切風呂がある。泉質は弱アルカリ性の単純温泉、泉温は49.8℃と36.2℃。
みどころ
森に抱かれたような一軒宿。「千人風呂」は1915（大正4）年の建築当時の温泉情緒をそのまま残しており、極めて趣きがある。大きな造りでお湯もたっぷりなので、気持ちが開放される。泉質は弱アルカリ性であることから、サラサラとした心地よい肌触りである。
補足情報
＊1 開業：宿の開業は1867（慶応3）年とされているが、江戸後期編纂『豆州志稿』の増訂版（明治中期）によると「此泉久ク中絶セシヲ天保九年（1838）再発掘シテ浴場ヲ構フ浴客1ヶ年凡一千百人」と、天保年間より浴場は設けられていたと記されている。
＊2 千人風呂：混浴だが、女性は専用の脱衣所から入ることができ、バスタオルの着用も可。別にある女性専用の大浴場も、「千人風呂」同様に趣のある木造建築。
＊2 千人風呂：混浴だが、女性は専用の脱衣所から入ることができ、バスタオルの着用も可。別にある女性専用の大浴場も、「千人風呂」同様に趣のある木造建築。
| 関連リンク | 金谷旅館（WEBサイト） |
|---|---|
| 参考文献 |
金谷旅館（WEBサイト） 『豆州志稿 巻之６ 増訂』秋山章 著 [他] 栄樹堂 国立国会図書館デジタルコレクション |
2023年10月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。